花撫 のの
「おむかいさん:花鶏 ひな」専用アイテム。
鮮やかな色が灯る「野菊」と、
「影の差す花屋と蕾だけの切り花」の影絵が描かれたビニール傘。
これを所持している限り、貴方は「花撫 のの」との会話を忘れない。
力の全ては「花撫 のの」に依存する。
アイテム破損時、貴方が迎えたものは消失する。
貴方には「手」が無い。「腕」が無い。誰かに借りなければ使えない。
貴方は手、腕を使った「支援」を使うことが出来なくなる。
代わりに足を使った「妨害」であれば、いくらでも出来るだろう。
…………。……ごめんね。
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のの、どうしたら、なにが、いいのか、
どうしたら、いいか
なにが、できるのか
わからない
……………でも、……
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空が涙を流す時。雫がビニールの肌を叩く時。「雨」が、降る時。
まるで呼ばれるように、開いた傘の下にその姿が現れるだろう。
迎えに来てくれた貴方と二人、傘に入る。
リボンでハーフアップに纏められた黒髪。
好奇心の失せた黒瞳に「野菊」が咲いた、14歳程の色褪せた少女。…両腕が無い。
清爽な雰囲気と、好気に満ちた天真爛漫な喋り方が特徴的だった。
枝葉を剪定された身で繋げない手を求め、繋ぎ止め、共行く少女に迎えられた。
「
………」
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◆「花撫のの」専用アイテム◆
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"sweet"
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