河川敷の下で子供たちがサッカーをして遊んでいる。
一番上の姉がサッカー大好きだもん。影響されて自然と皆も好きになるよね。
僕たちは土手に座り、心地よい風を受けながら話していた。
【緑川なお】
「星空さん、片付けまで手伝ってもらっちゃってありがとうね」
なおちゃんがみゆきちゃんにお礼を言う。
僕に対してもお礼とか…無いですよね。わかります。
【星空みゆき】
「こちらこそ!お昼ご馳走様。美味しかったー!」
【ティオ】
「なおちゃんの料理は絶品やでー」
茶化すようにいうと、「からかうなw」と肘でわき腹を小突かれた。
そんな僕たちにみゆきちゃんは面白そうに笑いかけ、
【星空みゆき】
「緑川さんは偉いなー。兄弟の面倒、ちゃんと見て」
【緑川なお】
「そんなの当たり前だよ」
みゆきちゃんのそんな言葉になおちゃんは笑い返す。
【緑川なお】
「一番上のお姉ちゃんだもん!それに、弟たちといると楽しいし。あたし、家族が大好きなんだ」
きっと、本当のことを言っているのだろう。彼女の目は真っ直ぐしている。
【ティオ】
「家族、か……」
なんとなく、わかった気がする。
彼女と僕が仲良くなれた理由。
根本で好きなものが一緒なんだ。
僕も、家族が大好き。
そういう意味で、僕と彼女は同類だったのか。
【星空みゆき】
「やっぱり決まり!!」
【緑川なお】
「え?」
【星空みゆき】
「あのね!一緒にやってほしいことがあるの!」
いきなりそんなことを言い出したみゆきちゃんに、なおちゃんは「え……?」と不思議そうな顔をしていた。やっぱりそうなるよね、いきなりだと。僕もいきなりあなたに「仲良くなりたい!」と言われたときは正直そんな顔をしたいと思いましたよ。
遠いあの時(つい最近)を思い出していると、「おーい」と遠くからまたしても友人の声がした。
【日野あかね】
「ごめん!遅なったわ」
【緑川なお】
「あかね!やよいちゃん!?」
【黄瀬やよい】
「お待たせー」
意気を切らせるやよいちゃんの背中をさすってやる。インドアは辛いよ。
【星空みゆき】
「わたしが誘ったの!」
【緑川なお】
「え?」
【星空みゆき】
「皆で遊べば、もっとウルトラハッピーかなって!」
微笑むみゆきちゃんに、一瞬「ポカン」とした表情をしていたなおちゃんは、すぐに破顔し、「ありがとう」と言った。
一番上の姉がサッカー大好きだもん。影響されて自然と皆も好きになるよね。
僕たちは土手に座り、心地よい風を受けながら話していた。
【緑川なお】
「星空さん、片付けまで手伝ってもらっちゃってありがとうね」
なおちゃんがみゆきちゃんにお礼を言う。
僕に対してもお礼とか…無いですよね。わかります。
【星空みゆき】
「こちらこそ!お昼ご馳走様。美味しかったー!」
【ティオ】
「なおちゃんの料理は絶品やでー」
茶化すようにいうと、「からかうなw」と肘でわき腹を小突かれた。
そんな僕たちにみゆきちゃんは面白そうに笑いかけ、
【星空みゆき】
「緑川さんは偉いなー。兄弟の面倒、ちゃんと見て」
【緑川なお】
「そんなの当たり前だよ」
みゆきちゃんのそんな言葉になおちゃんは笑い返す。
【緑川なお】
「一番上のお姉ちゃんだもん!それに、弟たちといると楽しいし。あたし、家族が大好きなんだ」
きっと、本当のことを言っているのだろう。彼女の目は真っ直ぐしている。
【ティオ】
「家族、か……」
なんとなく、わかった気がする。
彼女と僕が仲良くなれた理由。
根本で好きなものが一緒なんだ。
僕も、家族が大好き。
そういう意味で、僕と彼女は同類だったのか。
【星空みゆき】
「やっぱり決まり!!」
【緑川なお】
「え?」
【星空みゆき】
「あのね!一緒にやってほしいことがあるの!」
いきなりそんなことを言い出したみゆきちゃんに、なおちゃんは「え……?」と不思議そうな顔をしていた。やっぱりそうなるよね、いきなりだと。僕もいきなりあなたに「仲良くなりたい!」と言われたときは正直そんな顔をしたいと思いましたよ。
遠いあの時(つい最近)を思い出していると、「おーい」と遠くからまたしても友人の声がした。
【日野あかね】
「ごめん!遅なったわ」
【緑川なお】
「あかね!やよいちゃん!?」
【黄瀬やよい】
「お待たせー」
意気を切らせるやよいちゃんの背中をさすってやる。インドアは辛いよ。
【星空みゆき】
「わたしが誘ったの!」
【緑川なお】
「え?」
【星空みゆき】
「皆で遊べば、もっとウルトラハッピーかなって!」
微笑むみゆきちゃんに、一瞬「ポカン」とした表情をしていたなおちゃんは、すぐに破顔し、「ありがとう」と言った。