タイトルなくしました | ナノ

金属の冷たさは優しさの裏返し

「……あー…リノリウム冷たくて気持ちー」

【何時までも床にへばりついてるとタレットに掃除させますよ】

「いやいやGLaDOS、いくらタレットでも人間サイズのゴミは処理できないでしょ常識的に考えて」

【そうですか。そんなことを言うんですか。じゃあ仕方ありませんよね。私は警告したわけですし?私は悪くありませんよ。恨むならご自身を恨んでくださいね】

「ははっ!いやいや嘘でしょ無理無理不可能だって!そんなタレットが…って…おいおい嘘でしょ…」

【清掃専用の特別機です。あのタレットは清掃の面においては妥協を許さないようプログラミングしてあるので例え生きた人間であろうと処理することは用意です。赤子の手すらも躊躇い無く捻ります。勢い余って捻切ってしまうかもしれませんね】

「ちょ……恨むよ…ポテトちゃん」

【お門違いも良いとこです。私は悪くありませんよ。最初に言ったじゃないですか】

「それについては私からはなにも言えないわ!」

【ほらほら、無駄口叩いてる余裕あるんですか?そのままだとタレットに食べられちゃいますよ】

「だぁあああああああもう!なんでこのくそ暑い中!全力で!しかも命がけで走らなきゃいけないのよ!!」

【壊しちゃダメですよ。ダメですからね。Chellより重宝してるんですから】

「…もうやだ死にたい」





[金属の冷たさは優しさの裏返し]

prev / next
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -