人でなしの恋 | ナノ


part17

「GLaDOS、俺施設の中散歩してたらさ」


【勝手にテストチェンバー外をウロウロしないでください】


「え、だって暇だもの。でさ、散歩してたら見つけたんだけどさ」


【はぁ……それで、何を見つけたんです?】


「エロ本(ゴスッ)あべしっ」


【カメラに向かってその本を見せびらかさないでください】


「GLaDOS、君は加重格納キューブを酷使しすぎだよ……」


【あなたがそんな行動をするからです!】


「ま、まぁ確かに女性にこんな本見せびらかすのはよくないよね、ごめん。でもほかに言う人もいなくてさ……!」


【……あなた、その本に写っているような女性が好みなのですか?】


「え、まぁ大きければ大きいほど夢があると思うよ」


【……ああ、そうですか】


「勿論俺はGLaDOSが貧乳だろうとなんだろうと、GLaDOSがGLaDOSならなんでも受け入れられるけどね!!」


【……嘘ですね】


「えー本当だよー」


【世迷いごとはいいのでさっさとクリアしてください】


「はーい」





科学者でも人間だもの、エロ本くらい持ってるって





(……それで?先ほどの本はどうしたのですか?)
(え?ああ、元あった場所に返してきたよ)
(おや、そうなのですか)
(俺には君がいるからね)
(…………)
(あべしっちょっ、だからGLaDOS……加重格納キューブはこんな使い方じゃないはずだよ……!!)
(照れ隠しです)
(なにそれかわいい)

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