part18
「GLaDOSってどこにいるの?」
【この施設内にいますよ】
「そっかー」
【急にどうしたのですか?】
「いやさ、人間って欲深いなーって」
【本当にどうしたんですか、あなたらしくもない】
「最初は君の声を聞けるだけで満たされてたのに、もう今は君に会いたいと思ってるんだよ。会って触れ合って抱きしめたりしたいなって」
【えっ】
「会いたいな!」
【駄目です】
「えっ」
【駄目と言ったら駄目です!】
「何故!?」
【会いたくありません】
「Σ(゚д゚ )」
【そんな顔しても駄目です】
「(´・ω・` )」
【駄目です】
「(´;ω;` )」
【泣いても駄目です】
「(´-ω-`)シュン」
【しょんぼりしても駄目です】
「お願い(ハート)」
【気持ち悪いです】
「言うに事欠いて気持ち悪いだって!?」
【どうやっても駄目です!】
「ぬうう……なんで駄目かだけでも聞かせてGLaDOS!もし俺に落ち度があるんなら直すよ!」
【……あなたにはその頭の出来以外に落ち度はありません】
「なら何故!」
【……、とにかく駄目です。テストを続けてください】
「……GLaDOSのバーカッ、大好き!」
始めてケンカっぽいのしたね
(だって)
(私がAIだと知ったら)
(きっとあなたは私から離れていくのでしょう?)
(何故かそれが怖いのです)
(だから、会いたくない)