人でなしの恋 | ナノ


part9

「ねえねえGLaDOS、インフォメーションボードにケーキのマークあるけどこれ何?」


【それは「テスト終了後にご褒美のケーキがある」ということを示すマークです】


「え!俺もう十個くらいテスト終了させてるよ!?ご褒美貰ったことないよ!?」


【え、いるんですか?】


「ぶっちゃけ君がいれば何もいらないけれど貰えるなら貰いたい!」


【そうですか……】


「あ、ちなみに聞くけど作るの誰?」


【私です】


「ください。このチェンバーもクリアするので作ってください」


【oh……!!これが、日本に伝わる土下座……!!】


「お願いします!」


【あの、なんでそこまでして頼み込むんですか?】


「好きな子の作ってくれた手料理が食べられるのは、男のロマン」


【はぁ……そうですか。…わかりました、このチェンバーをクリアできたらご褒美にケーキをご馳走しましょう】


「やった!俺頑張る!」


【頑張ってください】




******




【本当に短時間でクリアしましたね……】


「全てのものは、気合でなんとかなる」


【では、ご褒美です。ケーキをご馳走しましょう】


「わーい!」


【どうぞ】


「おお!ケーキ!美味しそうー」


【めしあがれ】


「あざーっす!!あーGLaDOSと一緒に食べれたら更に美味しく食べられるだろうになー」


【…………】


「じゃあいただきまーす(パクッ)」


【どうですか?】


「…………(パタッ)」


【!?】






なんか人体に入れちゃいけない物質の味がした






(うっ……ハッ!?)
(起きましたか……よかった)
(俺は…なにを……!?)
(いえ、テストでしくじって気絶していただけです)
(あ、そうなんだ……次からは気をつけるね!)
(ええ、是非そうしてください)
((私の作ったケーキで倒れたなんて言えませんよ……))

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