人でなしの恋 | ナノ


part5

【そういえばあなたは日本人なんですよね】


「ん、まあそうだよ、っと」


【それにしては英語は流暢なのですね】


「ああ、それね!俺昔から、よっと、数学とか理数系は苦手、なんだけど!文系はわりかし強かったんだよね!国語と英語は特に!古文は意味不明だけどー!」


【なるほど】


「得意科目伸ばしていくうちに、…よいしょ。こうして英語はペラッペラになったのさ。よし、クリアー」


【素晴らしいです、よくできました。サルのような動きは見事でしたよ】


「でへー」


【…失礼ですが、今のはあなたの頭の悪さとサルのIQの低さをかけたものです。お気づきでしたか?】


「あ、そうだったの?相変わらず頭いいなー」


【……あなたは私が皮肉を言っても怒りませんね】


「愛だと思ってる」


【そうですか、それではいささか困るのですが】


「えっ、なんで?」


【人間というのは怒りによって身体能力などが上がり、効率がよくなる生き物です。ですがあなたは怒りません。これでは意味がありません】


「んー…そういうことかぁ。たしかに人って感情に任せて動くところあるから、そうなのかもしれないね。でもさGLaDOS」


【はい?】


「人にもいろいろ種類がいるんだよ。日本人やアメリカ人がいるみたいに、怒って動く人がいれば俺みたいに何をいってもデレデレ鼻の下を伸ばしてる奴もいる」


【自覚があったんですね】


「もちろん。つまり何を言いたいかというと…俺は褒められてのびる人間なんだよ!」


【…はい?】


「だからGLaDOS!…デレてもいいのよ?(チラッチラッ)」


【……あなたの対応はこのままの状態で続行とします】


「なぁ…ぜ……!?」





あなたの皮肉も愛おしいけどデレもほしい





(まぁそんな君も愛してるけどね畜生大好きいい!!)


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