part22
皆さんこんにちは。
本日、晴れてGLaDOSに会う事に成功しました。祝ってください。
「それにしてもGLaDOS綺麗だったなぁああああハアアアアンッ!天井からぶら下がってる優美な素敵デザイン、アパチャーさんの努力と熱意がうかがえるよマジ素敵……」
ベッドで枕を抱えながらゴロゴロする。
あ、今俺すっごくだらしない顔してるかも。鼻の下のび切ってる気がする。
【……あなたは自覚がありませんね。私が聞いているということをもうちょっと考慮してください。聞いてて恥ずかしいです】
「あ、聞こえてた?」
【ええ、ばっちり】
「えへ」
GLaDOSの声にまた顔がふにゃっとふやける。
「もう俺君にあってから口角とか上がりっぱなして顔全体が筋肉痛だよ!」
【おめでとうございます】
「ありがとうございます!」
【それはそうと早く寝たらどうですか?明日も起きてから寝るまでテストを受けてもらいます】
「はーい。……ね、GLaDOS。俺ふと思ったんだけどさ」
【はい?なんでしょう。くだらないことなら鉄拳でしばきますよ】
「もうこれ、ほぼ新婚さん状態だよね!」
【…………は?】
「だって、夜寝るときは君からのおやすみなさいを聞けて、朝は君に起こしてもらえる!これでテストが終わったときに、『おかえりなさい!お風呂にする?ご飯にする?それとも、あ・た・し?』とか言ってくれたら文句な(バキィッ)ヘブンッ!!」
【……実にくだらないことでした!つまらないことは言わないでください!】
「…………」
【? もしもし?聞こえてますか?】
「…………」
【oh……気絶してしまいましたか…。まったく、あなたは格好のつかない人ですね。しまらないじゃないですか。ハハ】
でもあのフレーズはロマンだと思う
(おはようございます。起きてください)
(あと五分……と三時間)
(起きなさい)
((ゴスッ)痛い!二度寝するところだったよ!?)
(私もこれで起きなかったらコールドスリープ状態にして永眠させるところでした)
(諦めんなよおおお!!もっと熱くなれよおおおお!!頑張って起こすんだあああ!!)
(やかましい)
((バキッ)アウチッ!)