<※ 裏>
「...っ、...は。くっ...。」
溢れ出る快楽に、顔が歪む。
意識はある一点に集中しており、自然と吐息の中に声が混じるが、それが屈辱感や背徳感を感じさせる。
ビクンビクンと手の中で動く塊は、もう限界に近い。
いつもならイきそうになると止める、を繰り返していたが今日は我慢出来そうにない。
早くイきたい。出したい。
そんな感情ばかりが、頭の中を駆け巡る。
「...く、も...う...っ。」
「やべェ...イッちま、う...。」
荒々しく動く手は、確かな手応えを感じさせる。絶頂はもうすぐそこだ。
「っは、イ...イク...っ!」
ドピュッッッ!!!
勢いよく跳ね上がったそれは、大量の白濁した液を宙に飛ばす。
そのあまりの勢いの良さに、数滴が顔にかかったが、もうどうでも良かった。絶頂の余韻に浸りながら、手を動かした。
「...まだ、足りねェ。」
イったというのに、身体が疼いて仕方が無い。自分でも驚くほどに、肉棒は変わらず膨れ上がったままだ。
もう一度...
「は、っ...んっ。」
先ほど出した精液が、手の動きによって泡立っている。粘り気を帯びたそれは、先走った欲とは違う快感を与えてくれた。
頭の片隅では、全てあの薬のせいだと分かっているのに、こうなってしまった今、なぜかドフラミンゴのことが憎めない。
そればかりか、彼の長い指が。シャツから覗く引き締まった身体が。蔑んでくるあの目が、頭の中に浮かぶ。
もし、あの身体に抱かれ...「おい。」
「っ!?」
「返事くらいしたらどうだ。」
「ドフラミンゴ!」
やべェ!こんなところ、こいつだけには死んでも見られたくねェ...っ!
「フフフ、取り込み中か?」
「な、にを馬鹿なこ...うっ!!」
「いい子だ。鍵を開けてくれ。」
身体が勝手に動く。すぐに能力だと分かり鍵穴に視線をやったが、既に遅し。キラリと数本の糸が光った。
カチャっと開く扉。
「...その様子だと薬はよく効いたみたいだな。」
あまりの恥ずかしさに目を背けたが、ドフラミンゴはそれを許さない。
クイっと顎に手を添えると、真っ直ぐな瞳でこちらを見つめてきた。
「少し遊ぼうか、ロー。」
荒々しい手つきで担ぎ上げられると、真っ白なシーツの上に投げつけられた。抵抗する間も無く、彼の操る糸は腕の自由を奪う。
あっという間に衣服は剥ぎ取られ、脚の自由までも奪われてしまった。
「どうだ、今の気分は。」
「胸糞悪りぃ。」
「フッフッフッ。すぐに良くなる。」
それよりも...と、ドフラミンゴの顔が近づいてきた。
頬には白い液がついたままだ。
「ロー、どうしたんだ?これは。」
「...っ!」
「言ったらどうだ?自分でしたと。」
「誰が!!」
「胸糞悪りぃ、と言う割には...ココは違うな。楽しもうじゃないか、ロー。」
ねっとりと頬を舐められる。
少し苦いな、と耳元で呟かれた彼の声はどうしてだか、やけに色っぽくて。身体じゅうにゾクゾクと何かが走った。