<媚薬>
※最後にちょっとだけ、ヒロイン登場。
BL裏要素有りのため自己責任で。
( Twitter O乃さんよりネタ拝借 )
「...っく。」
ここはどこだ?クソ、頭が痛ェ。...そうだ、俺はあいつに。
「目が覚めたか?ロー。」
「ドフラミンゴっ!!」
「3日間だ、お前は寝ていた。怪我の治療はしておいてやったぞ。ロー、お前は俺の部下だ。悪い子にはお仕置きが必要だとは思わないか?」
こいつは一体、なにを考えている?
目の前のドフラミンゴは、ニヤつきながら俺のほうに近づいてきた。
ポケットから取り出された白い袋。なんだ?中には丸い...毒か?
「口を開けろ、ロー。」
「誰が。」
ドスーーっ!!
傷もまだ完全には癒えていない腹部を、ドフラミンゴの脚が蹴り上げる。
「...グァァっ!!」
そんなうめき声をあげたローの髪を鷲掴みにすると、開いた口の中へと袋に入った薬を放り込む。
「安心しろ、お前が思っているような薬じゃないさ。クククク...っ。」
「て、てめェ、一体何を...っ!!」
「それより、これを見てもらおうか。」
ドフラミンゴは一つの映像をローに見せる。そこに映ったのは、ハート海賊団の船だ。戦闘したのだろう、船の甲板は荒れていた。
「あいつら...っ!!」
「今頃どうなっているだろうな。なに、まだ殺せとは言ってない。」
「...どうすればいい。」
「察しが良くて助かる。何、簡単なことだ。ここから逃げ出さずに大人しく過ごしてくれればいい。」
こいつの狙いはなんだ?いけすかねェ顔しやがって。
ドクンーーーーッ!!!
「...っ!?」
なんだ、これ...ハァハァ。クソ、身体が熱い。さっきの薬のせいか?
...クッ、うっ。
「どうした、ロー。顔色が悪いな。」
「ちっ!関係...ねェ。...お前の要求をのむ。」
「ククク。そうか、お前の部屋の鍵だ。そのままにしてある。」
「...っ、ハァハァ。」
「一緒に部屋まで行ってやろうか?」
「っは、断る。」
ニヤリと微笑むドフラミンゴを、俺は睨みつけた。
自分じゃないくらいに、疼く身体に必死に耐えながら壁伝いに部屋へ向かう。
(っ、なんだ...やけに身体が疼く...!)
もう部屋に辿り着くのも、精一杯だった。こんな状態で誰かが来ても困る。
震える手で鍵をかけると、その場に座り込んだ。
昔と変わらない、出ていったあの時のままの部屋。本来ならば例え辛い過去だとしても、懐かしむということを一瞬でもするべきなのだろうが、そんな余裕は皆無だった。
ベルトに手をかけて、ジーンズのジッパーをおろしていく。そして本能のまま、これ以上ないというくらいに膨れ上がりそそり立つ雄を取り出した。
「......っは。」
その時の開放感は、初めて射精したときに近かった。それだけ普段よりも苦しいくらいに激しく勃起している。
あの薬を飲まされてから、身体がどうも変だ。一回出せば、この気持ちはおさまるのか?
「...ドフラミンゴの野郎。」
女の身体をしらない自分のものを、いつものように掴んだ。その衝撃で、じわっと溢れ出た液体を先に塗り込む。
「うっ...。」
なんだ、今日のこの感じは。やべーくらいに気持ちいい。
これではドフラミンゴの思う壺だと分かっているのに、やめられない。頭よりも先に身体が求めてしまう。