<※裏>
「あの状況でイくなんてな。名前、お前はどれだけ淫乱なんだよ。」
「あぁっ...あん、あっ、あっ。」
ローは悪い笑みを浮かべながら、私の中に挿入した肉棒で激しく突き上げる。ずっとローターで刺激されていたそこは、愛撫など必要ないくらいにトロトロに濡れていた。
少し粘り気を帯びた愛液を指で掬い、嬉しそうに見せてきたのはついさっきのことだ。
*
「部屋を取ってある。」そう言って、あれからすぐに連れてこられた夢の国の傍にあるホテル。ふらつく足で歩いていた私を回りはどう思っているだろう?
部屋に入るなり、ベッドの上に押し倒されて、意味をなさなくなったショーツを剥ぎ取られた。
「んだよ、コレ。つけてる意味あるのか?そりゃ、これだけ濡れてりゃ、あぁ言われてもおかしくねェな。」
「ねーママぁ。ここ、濡れてるよ?」
「ほんとだね。急流滑りで服が濡れちゃったのかもしれないね。」」
「急流すべり...?」
「うんとね、水の上を滑り落ちるの。とっても濡れるんだよ。あなたはまだ背が足りないから、もう少し大きくなってからね。」
「そっかぁー。面白そう!乗ってみたかったなぁ。」
「クク...ッ。あれはお前のせいだって言ったら、周りにいた奴らはどう思うだろうな?」
「...っ、言わないで。」
あまりの恥ずかしさに手で顔を覆ったが、ローは無防備になった私の胸へと手を伸ばした。長い綺麗な指で包みこみ、揉みしだく。突起に当たるたびに、私の身体は跳ねた。
「はぁ...ん、くっ...ぁ。」
やわらかな優しいキスを落とされて、私たちは舌を絡めた。クチュクチュと互いの唾液が混ざり合う音と、甘い吐息が二人の間に広がっていく。
ロー、貴方が欲しい。
「名前。」
私の名前を呼ぶと、彼は服を脱ぎ捨てた。無駄の無い身体は、いつ見ても魅力的だ。そっと胸に手を当てると、少し早い鼓動が伝わってきた。
「ドキドキしてる。いつもより早いね。...興奮してた?」
「それはお前のほうだろ。」
そう言って、ローは私にキスを落とすと手慣れた手付きで脱がしていく。抱きしめられて感じるぬくもり。私は今からこの男に抱かれる。
「いっぱいいっぱい愛して。」
「そう言ったこと、後悔するなよ。」
クチュっと湿った音とともに、ローはいきなり指を入れこんできた。だが、十分すぎるほどに濡れていた私のそこは、何の抵抗もなく受け入れる。ゆっくりと掻き混ぜながら、肉壁を押し広げローは目的のものに触れた。ズルっと膣内から吐き出されたローター。
彼は満足気にそれを私の目の前に差し出した。ドロドロの白い液が付着し、鈍く光を反射するローターからは独特の匂いが漂ってくる。
「そんなにこれがよかったか?」
「ちが...うっ。」
「2回もイったんだ。いきなり挿れても大丈夫だろ。」
何かが押し当てられた感触がした。グっと重みを感じると共に、肉壁が押し広げられていく。
「んんっ...っは、ロー。」
「っく。やべーくらいヌルヌルだな。」
「あぁ、気持ち...いい...っ。」
「今日は加減できそうにねぇ。動くぞ。」
苦しそうな顔がどこか切ない。
いつもならいきなり挿れることはしないのに...。我慢できなかった?
もっと私を感じて欲しい。ロー、愛してる。
「あ、ぁっ。ロー...気持ち、いい?」
「っは、最高だ。」
あんまり締めるな、貴方はそう言うけれど仕方ないよ。あぁ、そんな奥ばかり突かれちゃったら私...。すぐにイっちゃ...。
「だ、から言ってんだろ。力を抜けよ、...締めんな。」
ギシギシと音を立てて揺れるベッド。ローの硬くなったそれは、私の子宮を激しく突き立てた。少し感じていたその痛みもいつの間にか、快感へと変わり全身を駆け巡る。今日のローはやっぱり、いつもとどこかが違う。
いつになく余裕の無さそうな表情が、私の心を締め付ける。ね、どうして?どうして今日はこんなにも...。
「ふぁ、あぁっ。あ、あぁ...激し、い...!」
「それはこっちの台詞だ。...今日はやけに絡みついてくるな。俺を咥えこんで離さねぇ。」
「んん、あぁぁぁ...!!」
「っち。もうイっちまいそうだ。」
ローの額にはじんわりと汗が滲んでいた。手を伸ばして、その汗を拭う。ツーっと私の手を伝い落ちる雫が行為の激しさを表していた。
ガツガツと私の最奥を突き上げる度に、ローの肉棒がギチギチと怒張していくのが感じられた。彼も限界が近いのだろう。
「今のロー、とってもいい顔してる...。」
「生意気なこと言うんじゃねぇよ。」
グっと私の腰を抑えつけた。こうなってしまうと、快楽から逃げることはできない。ただローの下で甘く鳴くだけだ。獣のように子宮を突き上げながら、極限にまで膨れあがった肉棒の根本で私のクリトリスを刺激する。
私は悲鳴にも近い甘美の声を上げた。
「あぁ...!だめ、そこっ...あぁん、イク!イッちゃうぅ。」
「っ俺もやべぇ。一緒にイクか?」
「んっ。一緒にイきた...あぁっ。」
ローのものに無理矢理こじあけられそうな子宮口。もはや痛みなのか快楽なのかさえも分からない。頭の中は真っ白だ。熱い、苦しい...もう何も分からない。
「ほら、イけよ。」
「あぁぁぁ......イク、イクぅっ!」
ググーッ。ブスっと何かが突き刺さった感覚とともに、ローから小さな声がもれた。ビュルルッ。ドクッ、ドクッと肉棒が中で何度も動いた。これでもかというくらいに締め上げる肉壁にローの顔は苦痛に歪んでいる。それが何とも言えないくらいに色っぽかった。