<※ 裏>
あれから何度、お互いの身体を求め合い絶頂に達しただろう。気を失ったのか、ところどころ記憶が曖昧だ。
だが、ローのものは限界を知らないのだろうか。まだまだ硬く機能を失っていない。
「はァはァ...ロー、もう...。」
「やめねぇよ。名前が好きなんだ、止まらねェ。」
「っあ、あ。...も、無理っ」
口ではそう発しながらも、名前の肉壁は何度も子宮を突き上げるモノを嬉しそうに飲み込んでいる。
ジュブ、ジュブッ!!
そんな卑猥な音を立てながら、愛液なのか精液なのか分からなくなった液体が、白いシーツの上に飛び散っては染みを作っていく。名前の顔が快楽で歪むのを、ローは見つめていた。
「愛してる。名前、名前...」
「っは、ぁあ!んぁ、ふぁ...っああ。」
「誰よりもお前を...」
もっともっと感じて欲しい。そして、この愛を受け止めて欲しい。より速く、より奥へ、と強い快感を求めて一心不乱に腰を振り続ける。
「あぁ、ロー...好き。」
渦巻く快楽の中、微かに聞こえてくる名前の言葉に酔いしれながら、ローは激しく突き上げていく。
身も心も、とろけてしまいそうだ。このまま再びナカで射精してしまいたくて仕方が無かったが、今日は街で手に入れた面白いものがある。
「少し待ってろ。」
今にも達しそうなほど怒張したモノを抜き去ると、ローはベッドを降りてしまった。
身体の上にあった重みが消える。名前はどこへ向かったのかと気になったが、何度も突き上げられて身体を起こす体力が無いに等しかった。乱れた呼吸を整えるように大きく息を吸い上げて、天井を見つめる。
「名前。」
「はァ、はァ...何?ロー。」
「これが何か知っているか?」
「インパクトダイアル...。」
ニヤリと笑うローの手の中にあったのは、何度か見たことのある貝殻だった。
インパクトダイアル。だが、それを何故ここで手にしているのか、名前には全くもって理解不能だった。そんな名前を余所に、ローは説明を続ける。
「正解。これは衝撃を吸収して溜め込み、自由に放出できる。普通は戦闘に使用するものだが、別の使い方もできることを知ってるか?」
「...別の使い方?」
嫌な予感しかしない。ローの表情は、とても悪いことを企んでいる時の様に生き生きとしている。
身体はもう限界だ。これ以上求められると壊れてしまうかもしれない。
「変なことしないよね?」
「ああ、ただ俺の愛をお前に伝えるだけだ。」
耳元で囁かれる言葉。ローの愛はもう十分伝わってきていた。
何度も何度もローの精液を子宮で受け止め、愛の言葉を伝え合う。受け止めきれない精がそこから溢れ出してしまう程に。
それでもまだ足りないというの?
「あぁぁあぁあっ!!」
ブスリ―ッ。
肉棒が再び身体のナカへと侵入してきた。最奥を突き上げられて、名前からは悲鳴にも似た声が発せられた。込み上げる快感が、名前の身も心も支配していく。
ローに応えるように、自らの腰も振り続ける。
規則的な揺さぶりの中に感じる、ローのモノ。その重み。そこに生まれる快感と満足感。名前は絶頂に達しそうになっていた。