<※ 裏>
大きく開かれた両脚の隙間では、今にも下着が見えてしまいそうなほど、ミニスカートが捲れあがっていた。今にも見えそうな下着が見えないのは、名前が一生懸命スカートの裾を握っているからだ。
「この手、どけたらどうだ？」
「やだ、見えちゃうっ。」
「やだ、か。そんな風に言われると、逆にもっと見たくなるな。」
ローは意地の悪い笑みをこぼすと、太ももへと顔を近づけた。つま先から、指の先まで隅々と行きわたる神経。ローから小さく触れる息が、名前の身体に微かな刺激を伝えていく。
「あぁっ！」
ただローが太ももに手を這わせながら、唇で触れただけで名前からは甘い声が漏れる。ゆっくりと秘部へと向かう手の動きに、ある期待を持たずにはいられない。
羞恥心と欲の間で揺れ動く名前。スカートの裾を握る強さが緩くなった。
「今日は寝かせねぇからな。」
「んぁ、そ...んな...っふぁぁ。」
僅かに残る身体と衣服の隙間へ、ローは指を入れる。もうこうなってしまうと終わりだ。グイっとさし入れれば、長いローの指は名前の秘部へと達する。
「クク、濡れすぎじゃないのか？」
まだ胸を触れただけなのに、名前の下着はぐっしょりと濡れている。
意味をなさなくなったそれを、すぐに剥ぎ取りたい衝動に駆られたが、それをやっとの思いで押さえ込む。そして指でそっとなぞると、コリっとした小さな突起に触れる度に、名前の身体は甘美な声と共に何度も跳ね上がった。
「ぁあ、...恥ずかしいから。」
「いつもヤってんだ、今さら恥ずかしいも何もねぇだろ。」
「な、んか今日のロー...いつもと違うんだもん。」
それはお前のせいだ、そう小さく呟くと下着をズラしてドロドロになった秘部に触れる。いつも以上に濡れたそこは粘り気を帯びており、愛液が指に絡みついてくるほどだ。
溢れる吐息が雄を刺激する。
「あー...我慢できねぇ。」
ローはきつくなったモノを取り出すために、カチャカチャとベルトを外していく。吐息の中に響く冷たい金属音は、これからの行為を想像させ、より二人の気持ちを高めていくのだった。
ブルンーッ！
まるでそんな音が聞こえてくるかのように、取り出されたそれは勢いよくそそり立つ。何本もの血管が浮き上がり、ギチギチになったそこはローの苦しさを物語っていた。
「いつもより凄いね、そんなに興奮してるの？」
「名前が可愛いすぎんだよ。」
「んっ。」
触れ合う唇と唇。小さく開いた隙間を、ローの舌が強引にこじ開けていく。口内に侵入してきたそれは、名前の舌を優しく絡めとり離さない。
クチュっと唾液が混ざり合う音が、甘い時間を実感させていく。
「ぁああッ！！」
不意をついて膣に侵入してきた指に、名前が声を上げた。濡れに濡れたそこは容易くローの指を飲み込み、きゅうぅっと締め付ける。
名前は今にもイってしまいそうな感覚を我慢しながら、腰をくねらせてよがるのだった。
「んあぁッ、ダメダメ。イきそうになっちゃ...っ。」
「勝手にイクなよ。」
「ふぁ...、ぁん。さっきから...ずっと、我慢して...るっ。」
「まだダメだ。」
「あぁぁっ！そんな...っ。あん、あ、あ。」
快楽によがるその姿は、まるで海の中で優雅に泳ぐ魚たちのように、しなやかで艶めかしい。女の肌の柔からさに、男の欲望をそそる丸みを帯びた身体にローは溺れていくのだった。
自分を見つめてくる憂いを帯びた大きな瞳を、ローは愛した。