<※ 裏>
「何も分からなくなるくらい、感じさせてやるよ。」
名前、と何度も名前を囁きながら、ローは私の秘部に手を伸ばす。ドロドロに濡れたそこは、ローを受け入れるには十分すぎるほうだった。
「濡れすぎだろ。」
「相手がローだからだよ。」
「可愛いこと言うなよ。」
ズブッ!
「あぁっ!!」
1本の指が一気に奥まで入れられる。押し広げられる肉壁と共に、溢れ出す愛液。ヌルっとしたそれを指で掬うと、硬くなったクリへと塗り込む。
「んぁ、ふぁっ!!やっ...っ!!」
「もっと鳴けよ。」
優しい慣れた手つきで、クリの薄皮を剥くと強弱のついた指先で摘まんだり、円を描いたりを繰り返す。その動きがあまりにも気持ちが良くて、頭の中が真っ白になりかけていた。
「っ、もうっ...!」
「早ェよ。」
「そんなこと言ったって...っふぁ、あぁ!ダメ、ダメ、イっちゃ!!」
イく!イく!!きっとそんな風に、何度も叫んだんだと思う。記憶が曖昧だ。ぐったりした身体を真っ白なシーツに預けたが、再び頂点に達した私を簡単にローが許すわけがなかった。
クチュ...ッ。
秘豆に生暖かい柔らかいような、硬いようなヌメリを帯びたものが触れた。太ももを大きく捕まれ、恥ずかしげもなく開かれたそこには、ローの頭が見える。
ジュルッ、そんな音を立てながら私の愛液を舐めあげていく。室内に響きわたる湿った音。その中で生まれる快楽に、私はまたイってしまいそうだった。
「あぁっん!!あっ、あぁ!!」
ローの黒い髪をぐしゃりと握りしめる。
逃れたいのに、逃れられない。身体が求めてしまう。もっと、もっと。
強く、奥まで、壊して。
「あっ、あっ、あっ!」
「イく!イく!!イクーーッ!!」
全身を駆け巡る快楽にと同時に、私は意識を手放した。
「気を失うには、まだ早い。」
グっと十分すぎるほどに、ドロドロになった膣に限界まで膨れ上がったモノを押し当てる。ゆっくりと挿入してもよかったが、気を失われたままでは面白くない。
「おら、起きろ。」
「あぁっ!!」
ズブゥーーーッ!!!!
腰を手で掴むと、ブスリと最奥まで突き刺した。そして、間を空けることもせずに激しく子宮口を突き上げる。コリコリとした感触が、先端に走る。
パンッ、パンッ!
身体が衝突する度に、甲高い音が鳴った。その中で、グチュグチュと互いの愛液が混ざり合う音も聞こえてきている。どちらのものかも分からなくなった液は、潤滑油の役割を果たすのには十分だった。
「っは、きもちー。」
「んぁっ、あ、ロー...。」
「今度は気、失うなよ。」
「っあん!あぁっ、あっ!!」
快楽によがる名前の姿は、ローの心をこれでもかというほど刺激していた。普段の可愛い姿からは想像もできない淫乱な、乱れた女の姿。
余計な理由はいらない。
ただ単純に名前が欲しい。
「名前っ。」
「ローっ!!」
強い力で抱きしめた。2人の間に存在する愛を確かめ合いながら、熱いキスを交わす。噛みつくように、本能のままに激しく求め合う。それに応えるようにヒクヒクと肉壁が奥へと誘いながら、締め上げる。
「あんまり締めんじゃねェよ、イっちまう。」
「だって、気持ちいい...んだもん。」
「そんな目で俺を見るな。」
本当に明日、いや、もう今日か。お前は消えてしまうのか?
ここに存在しているのに。俺の下で、俺を感じて、受け入れているのに。
「...してる。」
なんだよ、この感情は。
「ロー?」
「愛してる。」
嫌だ。
お前が俺の前から消えてしまうなんて。
こんなにも名前、お前のことを愛しているのに。