<細く長い指 ※裏>
「んん.........っ!!」
ローの息が耳に触れる。自然と名前の身体にさらに力が入る。それに気付いたローは弄ぶように、名前の耳を舐めた。
チュ......チュパ....ジュル.....ッ。
最初はただ舐めているだけだったが、ローはわざと音をたてていった。静かな部屋に卑猥な音が響く。
首筋に置かれた手は下へ移動し、服の中へと入りこんでいく。と、同時にローの舌も耳から首筋へとおりていった。名前は抵抗も出来ず、必死に出そうになる声を我慢していた。
それを分かっているのか、ローは下着の上から華奢な身体付きには似合わない、大きく膨らんだ名前の胸に触れた。
「ぁあ......っ!!」
名前の口から声が漏れ出る。それを聞いたローはニヤリと笑うと、手のひらの中のそれを揉みはじめた。
「ん、あ....嫌ッ!!」
「やれと言ったのはお前だろう?」
激しく揉まれ名前の息が、次第に荒くなる。
「んっ、ハァハァ....んグッ!!」
少しでも息を整えようと開く名前の口の中へ、ローの舌が入っていく。
チュ...ピチャ.....ッ。
必死に逃げる名前の舌をローは巧く絡め取る。酸素を求めさらに大きく開いたためか、より奥へと彼のものが侵入してきた。
「んぁ、...ハァッ、ハァ..んん!!」
その間にも彼の手は止まらない。直に胸の突起に触れられ、弄ばれたその突起はコリコリと次第に硬さを増していった。
彼はその突起が十分に立ったことを指先で確認すると、太もものほうへと手を伸ばした。
滑らかな肌に手を沿わしながら、名前の履いているショートパンツと太ももの間から秘部へと指を伸ばす。
「んん!ん、んんっ!!」
(そこは嫌......っ!!)
必死に声を出そうとするが、ローの舌が邪魔をして声が出せない。そうしている間にも彼の指は、名前のうっすらと濡れた下着へ触れ割れ目をなぞるように、ローはその指先を動かした。
「濡れてるようだが...?」
「ちが、っんッ。」
「なら、確かめてみるか...?」
ローは秘部から手を離し、ショートパンツのボタンを外すと、チャックを下へおろし始めた。そして今度は下着の中へ手を入れていく。
名前は必死に足を閉じその侵入を拒もうとしたが、両足の間に上手く身体を挟まれ、彼の細く長い指の侵入を阻止することはできなかった。
(助けて、シャンクス...怖いよ...。)
クチュ――――ッ。
ローの指が触れた。誰にも触らせたことのないそこは、今にも溢れそうなほどトロトロに濡れている。
ローが指でそこを小さく叩くと、ピチャピチャと音が響き、余計に名前の羞恥心を掻き立てた。
「見ろよ......。」
名前の目の前で愛液の絡まった指を見せつけるように、ローはその指を見つめる。軽く横に広げた指の間に、粘り気を帯びた銀色に光る糸が伸びた。
「........っ。」
ペロッとその愛液のついた指を舐めていくローに、名前の頬が更に紅く染まっていく。
「悪趣味......っ!!」
「ククッ、自ら誘ってくる女よりはマシだと思うが...。」
「...他に理由があるって言うの?」
「さァ、どうだかな...。」
再び秘部へ戻した指で、愛液を広げるように撫で回す。そして、触れるか触れないかの絶妙なタッチで秘粒を弄ぶ。時折、指先で弾かれるその衝撃に名前の身体はビクリと反応した。
「あァァ...っや...。」
その度に腰を動かし、襲いくる快感から逃れようとしたが彼の指は止まらない。クルクルと円を描くように動かされ、その優しい刺激によって名前の目が虚ろになっていく。
「.......っつ!!!」
入り口のあたりに指を置かれ微かな重みを感じた次の瞬間、激しい痛みが名前を襲った。その痛みに名前は声にならない悲鳴をあげた。
「痛い....っやめ...て!」
身体を捻じりよがる名前を無視し、ローの無駄な脂肪の無い硬い指が、柔らかな肉壁を引き裂くように奥へ奥へと侵入していく。
「キツイな...処女か?」
「っつ....う、るさ....あぁ!!!」
中で折り曲げられた指に、痛みを伴いつつも内壁が絡みつく。そこを押し広げるようにローの指がまた侵入してきた。計2本の指を入れられたその痛みに、名前は耐えるしかなかった。
「力を抜け...。」
「そんな...っぁ!!こと...ハァ...ッ、言った...って...。」
ローは指を入れたり出したりしながら、左右に指を動かして名前の快楽のポイントを探す。
「や、だ...アアアアッ!!!!」
ちょうどそこを捉えたのか、名前が大きな甘い悲鳴を上げた。
「ここか...。」
痛みは消えなかったが、それにも勝る快感に名前の腰は自然と浮き上がる。
グチュグチュ―――ッッ
中を掻き回されてさらに愛液が出たのか、先ほどよりも大きな水音が、部屋の中に響いていく。
最早シャンクスのことを考える余裕も、今の名前にはなかった。
「もぉ...ダメ。」
「何がダメなんだ?」
ニヤつく彼に手を止めるように頼むが、聞き入れて貰えない。そればかりかローは、今まで以上に名前のそこを攻めた。身体の内側から何かが込み上げて来る。
恥ずかしいとは頭では分かっていても、甘い刺激に合わせ動く自らの腰を止めることはできなかった。
「トラ、ファル...ガーッッ...。」
「ローと呼べ。」
「好きに...ハァ...呼べって...あァ!!」
「ふっ、そうだったか?気が変わった。」
キューっとローの指を、締め付ける力が強くなる。名前の頭の中は真っ白になり、何も考えられなくなっていた。
「ロー...ッッ。」
「っあ....!!ん...はっ、ら...めぇ...。」
激しい快楽に名前はローの服をぎゅっと掴み、引っ張った。
「あぁ...ふァ...ロー...ッッ。」
ただ必死に快楽に溺れながら、ローの名を叫び続けた。
「あぁぁ...っ!!」
先ほど込み上げてきた何かが弾けたように、名前の身体が大きく揺れる。柔らかな肉壁がきゅぅぅっと、ローの指を何度も締め付けた。
「ククッ、イったな...。」
全身の力が抜けて方針状態になった名前を見て、ローは満足そうにゆっくりと指を抜いた。
「ハァハァ.....ッ。」
「気持ち良かったか?」
「だ、れが........。」
このまま最後までヤられるのだと名前は覚悟した。快楽に溺れた名前を見透かすようにローはじっと見つめ、笑う。
「なによ!?.......んんっ。」
先ほどの息も出来ないような、激しいキスでは無い優しいキス。そして、唇を離すとローは名前の乱れた服を整えようと、ショートパンツのボタンに手を回す。名前は抵抗しようとしたが、身体の力が入らない。
ただされるがまま天井だけを見つめていた。
(最後までしないの......?)
覚悟したこととは裏腹に、優しいキスと服を整えられたことに名前の心は戸惑うばかりだった。
「何が目的なの...。」
「そんなに知りたいのか?まぁ、いい。可愛いく鳴けた褒美に教えてやるよ。」