第38話:似たもの同士 交わらない思い

〜翼サイド〜



翼「いっ!っっ。」

パタモン『大丈夫? 翼君。』

翼「一応な。」

レイナに叩かれた頬に
ジュースの缶を当てたけど、痛みはなかなか引かなかった。

パタモン『けど、レイナ。
     どうして翼君を叩いたりしたんだろう?』

翼「さぁな。」

レイナに叩かれた頬を軽く撫でて考えた。
あの時、レイナは確か


 レイナ『あんなことするなんて、最低!』


って言っていた。
けど、どうしてそういったのか、わからなかった。








プロットモン『それよりも!』

パタモン『この声、プロットモン!?』

レイナのカバンからプロットモンの声が聞こえて
カバンのポケットを開けるとレイナのデジヴァイスが入っていた。

プロットモン『早く、レイナを探しに行きましょう!
       なんで怒っていたのかを考えるのは、後にしてください!!』

翼「・・・・そうだな。」


僕は立ち上がって、レイナを探し始めた。

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