第38話:似たもの同士 交わらない思い

男性たちから離れてかなり歩いた。

翼「・・・・ふぅ。なんとか引いたみたいだな。」

レイナ「・・・・・・・・・・・・・」

プロットモン『それより、翼!
       遅かったじゃないですか!』

翼「悪い、悪い;
  けど、なんとかなったからいいだろ。」

パタモン『けど、僕ビックリしたよ。
     翼君が、ああいう行動するなんて。』

翼「いや、ああしないとあの人たちは
  あきらめないんじゃないかと思ったから、 ? 」

パタモンの言葉に返事をしていたら
レイナが歩くのをやめた事に気づいた。
後ろを見ると、レイナは下を向いていた。

レイナ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

翼「レイナ? どうし


パンッ!



翼「っ!」

下を向いていたレイナに声をかけ
距離を縮めた時、片方の頬に強い痛みを感じた。

一瞬、何が起こったのか分からなくなった。

けどレイナを見て、分かった。
レイナは僕に平手打ちをしたって事が。

パタモン『翼君!?』

レイナ「・・・・・・・・最低。」

翼「 ? 」

レイナ「・・・・あんなことするなんて、最低!」

翼「 ! おい、レイナ!!」

レイナは僕の手を振り払うと、走っていってしまった。

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