第38話:似たもの同士 交わらない思い

パタモン『翼君、いそいで!』

翼「だな。結局遅くなったな;」

いそいでレイナのいる場所へ戻っている。
あのお店でかなり居座ってしまった;

翼「っと、レイナ。 ! 」

パタモン『 !? 』


レイナが待っている場所に戻ると
そこには知らない男性が2、3人レイナの周りにいた。


レイナ「ちょっと、邪魔なんだけど。」

男性1「いいじゃん。さっきから1人だしさ。」

男性2「そうそう、俺らと遊ばない?」

レイナ「さっきから言ってるけど、知り合いを待ってるの。」

男性3「けど、その知り合い、全然こないじゃん。」

レイナ「・・・・・・・・・・・・・・・・」

男性2「だからさ、俺らと行こうよ。」




レイナの方を見ると、レイナはナンパされていた。
けど、レイナはそれを相手にしていなかった。

パタモン「つ、翼君。どうしよう。」

翼「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男性1「ねっ。行こう。」

レイナ「ちょっと、離してよ!」


1人の男性がレイナの腕を掴み、連れて行こうとした。
・・・・・仕方ない。 やるか。


僕はすぐにレイナの元に近づいて、男性の腕を解いた。


男性1「なっ! お前、なにすんだよ!!」

レイナ「翼!」

翼「・・・・・・・・・・・・・・・・」

レイナを自分の方へ近づけて
僕はレイナの頬に軽く口づけた。

男性1・2・3「「「なっ!!」」」

レイナ「 !? 」

翼「・・・・行くぞ。」

僕は声を低くして言うと
レイナの手をつないで、反対の手に
荷物を持って男性たちから離れた。

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