第24話:本当の姿 そして・・・

〜ましろサイド〜


日にちが近づいてきた。
私は話をした次の日に、ヘブンズウェイブに
しばらくの間、ここへは出られない事を報告しに行った。
幸い、海堂はいなかったから助かった。

ましろ「いよいよ、明後日だね。レナモン。」

レナモン「はい。」

私はレナモンと話し合っていた。
すると、司さんがきた。

司「ましろ。大丈夫かい?」

ましろ「はい。大丈夫です。」

司「そうか・・・よかったよ。
  ましろ。これを受け取ってほしい。」

司さんは渡したのは、短剣だった。
私が持っている剣と似ていた。

ましろ「ありがとうございます。」

司「レナモン。ましろの事、必ず守ってくれ。」

レナモン「もちろんです。」

司「さ、中へ入ろう。
  そろそろ入らないと風邪をひいてしまう。」

ましろ「もう少しだけ、ここにいます。」

司「・・・分かった。じゃあ、私も。」

となりに司さんが座った。
私は静かに歌い始めた。

小さい頃に師匠を教えてくれた歌を。










歌い終わると、司さんは拍手していた。

司「ましろ。必ず、帰ってきなさい。」

司さんは私の手を握りながら、静かにそう言った。
そして私は頷いて、司さんの肩に頭を乗せた。

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