第24話:本当の姿 そして・・・

〜薫サイド〜


あの話を聞いて、もう5日が過ぎた。
僕は準備を始めていた。

テリアモン「はい、薫。銃だよ。」

薫「ありがとう。テリアモン。」

今は荷物をまとめていた。


コンコン


薫「はい?」

ノックが聞こえて、扉を開けると藍さんがいた。

薫「どうしたんですか?」

藍「一応、報告。 
  デジタルワールドへワープする準備はできたよ。」

テリアモン「もうできたんだ。」

藍「まぁね。
  で、2人は・・・・覚悟はもうできてるね。」

テリアモン「もちろんだよ。」

薫「はい。」

藍「・・・・・・そっか。
  ホント・・・・・成長したね。あ、そうだ。」

藍さんは何か取り出した。
・・・メモリーカードのようなものだった。

薫「これは?」

藍「これは[デジメモリ]。ピンチになったら、
  デジヴァイスにそれをスキャンして。」

薫「あ、ありがとうございます。」

僕は藍さんからデジメモリを7枚、受けとった。

藍「あと、薫・・・・」

薫「はい。」


藍「・・・・死ぬな。生きて帰ってこい。」


藍さんはそれだけ言うと、去っていった。

薫「・・・・・ありがうございます。藍さん・・・・」

僕は誰もいない廊下で、そうつぶやいた。

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