〜薫サイド〜
あの話を聞いて、もう5日が過ぎた。
僕は準備を始めていた。
テリアモン「はい、薫。銃だよ。」
薫「ありがとう。テリアモン。」
今は荷物をまとめていた。
コンコン
薫「はい?」
ノックが聞こえて、扉を開けると藍さんがいた。
薫「どうしたんですか?」
藍「一応、報告。
デジタルワールドへワープする準備はできたよ。」
テリアモン「もうできたんだ。」
藍「まぁね。
で、2人は・・・・覚悟はもうできてるね。」
テリアモン「もちろんだよ。」
薫「はい。」
藍「・・・・・・そっか。
ホント・・・・・成長したね。あ、そうだ。」
藍さんは何か取り出した。
・・・メモリーカードのようなものだった。
薫「これは?」
藍「これは[デジメモリ]。ピンチになったら、
デジヴァイスにそれをスキャンして。」
薫「あ、ありがとうございます。」
僕は藍さんからデジメモリを7枚、受けとった。
藍「あと、薫・・・・」
薫「はい。」
藍「・・・・死ぬな。生きて帰ってこい。」
藍さんはそれだけ言うと、去っていった。
薫「・・・・・ありがうございます。藍さん・・・・」
僕は誰もいない廊下で、そうつぶやいた。
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