会いたいって今でも思っているんです。
伝説の十闘士、四聖獣、そしてユピテルモンに。
・・・・・・・でも、いろんな本を読んでいる内に
もう会えないんだってわかったんです。」
藍「・・・・そっか。
確かに、伝説の十闘士はそれぞれ眠りについたし
四聖獣は18年前に突然消えたって言われていて
ユピテルモンも、その戦争が終わった後から
消息が分からないって書いてあったね。」
光「はい。・・・・・・でも、いつか。
また会えるんじゃないかなって信じたいんです。
あっちの友達には、無理って言われたけど、信じたい。」
藍「なら、信じなよ。」
光「え?」
藍さんの言葉に僕はびっくりした。
藍「信じる、信じないは他人が決めるものじゃない。
自分が決めるものだって私は思うよ。」
光「・・・・・・・・・そうですね。
ありがとうございます。藍さん。」
藍「別に、たいした事じゃないよ。」
僕は藍さんの言葉を聞いて、少し楽になった。
藍さんって本当にいい人だなぁ。
藍「あ、そうだ。光はこのチームの掟、聞いた?」
光「え、はい。聞きました。」
藍さんの質問に僕は答えた。
[己の信じるものを持ち、行動する事。
その行動がたとえ、法律や大切なもの、家族やチームを裏切る事だとしても]
藍「なんだ。ボスが教えたのってそれだけなんだ。」
光「それだけ?」
藍「うん。もう1つ、大事な大事な掟があるの。
それは・・・・・・・・・・」
光「それは?」
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