まだ声を抑える余裕はあるのか……
余裕っていうより気、かな。

なんて考えながら絢理の弱い部分を弄り続ける。
擦ったり突っついたり掻き回したりして。
すると、絢理はだんだんと手が快感から堪えるようにシーツを握りしめるようになって、腰が浮いて揺れ動くようになる。



「も、やっ……ぁあっ」
「あーやーり？　もう啼いちゃうの？」
「みず、きぃ」
「はいはい、イってもいいよ」
「ひゃあっ」



前立腺をグリッと押し込むと、絢理は俺の指を締めつけてイった。
それでも俺は手を休めることなく絢理に刺激を与え続けた。
指を増やしてナカを広げたり、弱いところをひたすら攻めたりして。



「み、じゅ、きぃ」
「気持ちいいね？　絢理」
「んぁあっ」



何度もイき続けてるからか、絢理は少し弱いところを擦るだけでイった。
ナカ、すごいとろっとろだしそろそろいいかな……

そう思いながら指を引き抜くと、絢理は涙目で俺を見つめてきた。
そんな絢理にキスをしてヒクヒクと疼くそこに俺のを当てがうと、絢理はいやいやと駄々っ子のように首を振ってその先を拒む。



「絢理」
「やだあ……いれちゃ、やっ」
「でも絢理のここ、モノ欲しそうに口を開けてるよ？」



少し離してヒクヒクと物欲しげに収縮を繰り返すそこに指を当てて軽く押し込むと、あっさりとナカにはいった。
そして、奥へ奥へと導くようにうねっている。
身体は素直なのにな……まあかわいいから別にいいけど。



「ほら、入っちゃったよ？　もっと欲しいでしょ？」
「やあっ、みず、きぃ」
「ほら絢理？　なんて言うの？」
「ほ……し、ぃ」
「よく言えました」



入り口付近で指を曲げて刺激し続けると物欲しそうな顔になった絢理に、最後の仕上げとして優しく問えば、やっと素直になった。
そんな絢理を褒めるように撫でたら指を抜いて当てがうと、今度は逃げずに俺を見つめてきた絢理。



「挿れるよ？」
「ん」



これからくる刺激に堪えるようにシーツを握り締めて頷く絢理に微笑むと額にキスをしてゆっくりと押し挿れて、奥へと沈めていく。



「ぁうっ、んっ」
「絢理、ゆっくり息吐いて」
「はぁぁ、ぁ」
「そういい子」
「んぁあっ」



すごい強い締めつけで耐えようとしてる絢理。
そんな強く締めつけられると全部はいらないから深呼吸させて力を抜けさせると、ぐっと腰を引き寄せながら押し込んで奥まで挿れると、絢理は仰け反ってイった。