啼かせてみせよう
「ふ、ぁ……んぅ」



キスに応えようと必死に俺の舌を追いかけてくる絢理の舌に、俺は捕まらないように逃げながら絢理の弱点を刺激していく。

そして、声が漏れる息継ぎの瞬間を狙って口を離して少し強めに扱く。



「ひゃあっ……んっ」
「ごめんごめん」



背中を反らせて啼いた絢理は、すぐに手で口を抑えて俺を睨んできた。
全然怖くないし、むしろかわいい。
気持ちいいのか涙目だし、紅潮してるしかわいい。

俺は謝ると絢理の手を退けてまたキスをして口を塞いであげる。
そのまま手を早めて刺激をし続ければ、絢理は大きく仰け反って俺の手の中で果てた。



「ふぁ、ぁ……」
「絢理かわいい」



イった余韻に浸って少しくたっとしてる絢理にキスをすると、指を入れるために入り口を撫でながらゆっくり解していくと、絢理は腰を引いて逃げようとする。
絢理、ナカ弱いからな……逃げたくもなるか。
まあ逃がさないけど。



「やだっ……瑞樹っ」
「大丈夫だよ? ほら、入った」
「んっ、やっ」



プツリと指を挿れていくと、絢理は俺の指をきゅんっと締めつけてこれ以上ナカに入らせないようにしてきた。
だから、俺はそのまま先には押し進めることをやめてその場で指をクイっと曲げて刺激を与えた。



「ひっ、ぁ」
「ゆっくりするから大丈夫」
「で、も……んぅ」



怖い、と訴えかけてくる絢理を安心させるように微笑んでまた口付けをする。
キスを深くしていくと、意識がこちらに向いてきたのか締め付けが緩んだからそのタイミングでゆっくりと指を奥まで挿れると、絢理の腰がゆらりと揺れてまた俺の指を締めつける。



「ほら、大丈夫だったでしょ?」
「ぅ……ばかぁ」
「ふふっ……絢理はどこまで耐えられるかな?」
「え?………っ、ぁ!」



奥までいれたまま指をクイっと曲げると、絢理はガクンッの仰け反って急いで口を手で塞いだ。
そんな絢理に俺は微笑むと指を曲げたりしながらゆっくりと抜き挿しをする。
その度に絢理はビクビクと震え、声を必死に堪える。



「んっ、ぁ……ん」
「絢理のいいとこみーっけ」
「ひゃっ、んっ」



絢理の弱いナカの中でも更に弱い部分を擦ると、絢理は背中を反らせてガクガクと震えた。




prev next
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -