17.くっついて添い寝 


ゆーあの仕事が休みで、雨だった今日。
ソファでダラダラ一緒にテレビ見たりDVD見たりしてたら、ゆーあが俺の肩に寄りかかってきた。


「ゆーあ…?」
「んー?」
「眠いの?」
「ちょっとな」


ゆーあはそう言うと俺を自分の膝の間に座らせて後ろから抱きしめて首元に顔を埋めてすり寄ってきた。
ゆーあが甘えてきてる……可愛い


「ベッド行かないの?」
「んー……じゃあ健斗も一緒に昼寝する?」
「え…?」
「んじゃ行くか」
「わっ…ちょっと」


俺の意見をあまり聞かないままゆーあはそのまま俺を抱き上げてベッドの方に歩き出した。

寝室に入るとベッドの上に寝かされて、隣にゆーあがゴロンて寝転んだ。
俺の頭の下に腕を差し込んでそのまま抱き締められて、俺はゆーあの胸に顔を埋めた。
ゆーあの匂いがする…安心する。
もっとその匂いに包まれたくてすり寄ると、頭の上でゆーあが笑った。
それがちょっと恥ずかしくて、でもそれがバレないようにむって拗ねたように見せかけて見上げるとゆーあと目が合った。


「そんなに好き? 俺の匂い」
「すき……安心する」
「そっか」


ゆーあはそう言うと俺の頭を自分の胸に埋めるようにまた抱きしめた。
目を閉じてゆーあに身を委ねると、ドクンドクンってゆーあの心臓の音が規則正しく聴こえてきてそれにまた安心した。

ずっとゆーあの心臓の音を聴いてきたら眠くなってきて、ふぁ…って欠伸をしたらゆーあが背中をポンポンとゆっくり規則正しく叩きて、それにまた眠気を誘われた。


「おやすみ、健斗」
「おやすみ…ゆー、あ」


髪にキスされて、ゆーあの心地いい声と心臓の音、ゆーあから与えられる心地いいリズムと匂いに俺は夢の世界に誘われた。


ー To be continues ー


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