14.性転換 


家に帰ると、長い髪を靡かせて笑顔で抱きついてくる可愛い彼女が出迎えてくれる。


「お帰りなさい、宏斗」
「ただいま、和泉」


にこにこ笑顔の和泉の長い髪を撫でる。
付き合った当初は肩ぐらいだったのが、今では腰まで届きそうなほど長くて綺麗な髪。


「長くなったな…和泉の髪」
「宏斗が好きだって言ってたから伸ばしたの……切った方がいい?」
「このままでいい」


和泉の髪を一房掬って口付けると、和泉は嬉しそうに笑って首に腕を回して背伸びをしてキスしてきた。


「ご飯にする?それとも先にお風呂入る?」
「和泉って選択肢はねーの?」
「もー…ひろのえっち」
「和泉が可愛いのが悪い」


ぷくっと頬を膨らませて怒る和泉は普通に可愛いし、愛おしいと思う。


「もー…じゃあ、先にお風呂入ってきてそれからご飯食べよ? そのあとなら食べていいよ」
「分かった」


くしゃくしゃ撫でてやるとふにゃふにゃ笑って俺から鞄と上着を奪って部屋に消えていった。
そんな和泉に微笑むとさっさと風呂を済ませて髪を拭きながら上半身裸でキッチンで作業してる和泉に後ろから抱きしめてちょうど顔の下にある和泉の頭に顔を乗せる。


「宏斗やりにくい」
「和泉を充電してんの」
「んもー」


もぞもぞ動く和泉を更にきつく抱きしめると、和泉は諦めたのか大人しくなったから少し悪戯しようと思って胸元から覗く小さくもなくちょうど手に馴染む大きさの胸を服の上からやわやわと揉む。


「ちょっ…ひろ、だめっ」
「ダメじゃないだろ」
「今はダメっ」


そう言われて和泉に突き放された。
突き放した和泉の顔は真っ赤で今すぐにでも食べたいぐらい熟れてて可愛かった。

やっぱ飯の前に和泉を食べたいな…
そう思った俺はいまだに顔を赤く染めて俺を軽く睨んでる和泉を抱き上げた。


「ひろ?おろしてっ」
「だーめ」
「やだっ…ご飯食べるの」


俺の腕の中でジタバタ暴れる和泉。
それすら可愛いと思えるから俺は重症なのかもな。


「和泉が煽るのが悪い」
「あ、煽ってないっ//」
「それが煽ってんだよ」


いまだに暴れる和泉を落とさないように寝室のベッドの上におろして逃さないように覆い被さる。
さて、どう調理してくれようか。


ー To be continues ー


prevnext
[14/16]

Back 

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -