夢から引き戻してくれるのはいつも君だね。

「藤原…また授業終わったら頼むなー」

「え!?また?」

「おう、また。」


じゃ、頼んだぜーって呑気に言ってくれるけど何故かここ最近よく寝ている気がする。

…野球、そんなに大変なんだ…。私は手に頬を乗せ、泉くんを横目で見る。

あれ?でも、泉くん今まで居眠りなんてしているのを見たことないのにな…なんでだろ?


「スー…スー…。」


規則正しく寝息を立てて安心した顔で眠っている。


(無防備だな…私の気持ちも知らないで…)


キンコーンカンコーン。


「じゃあ、今日は此処で終わりなー。」


授業が終ったと同時に周りが一気にザワザワと騒ぎだした。


「さてと、そろそろ泉くんを起こそうかな



(泉くーん!起きて!)
(ん…?もう、終ったのか)
(うん、つい先刻ね)
(ふーん…そっか、サンキューなれんか)


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