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時間差であなたに


赤也はさっそく昨日伝えたアドバイスを実行したのか、朝からいきいきと朝練に参加していた。

悩みが無くなったなら良いことだ。悩みの原因は知らないが、そう思った。
しかし、嬉しそうに俺のもとへとやって来た赤也から悩みの原因と報告を聞くことで俺の気分は下がる事になる。


「柳先輩に言われた通りに紙にまとめてみたら俺なんか恋してたみたいなんスよ」


へらへらと笑いながら告げる彼に罪は無いだろう。
俺は無意識のうちに手を握り締めていた。

赤也が恋をする、そんな事は至って自然な事だ。
誰に思いを寄せていようと自由なのだから。それでも、何だこの気持ちは。

自分の心の中が吹き荒れるのがわかった。
それでも鎮める方法なんて分からずに、ただ呆然と赤也の言葉に耳を傾ける。


「それで早速手紙送ってきたんスよ!いつ届くかわかんないんスけどね、やっぱり直接だとまとまんないから」


手紙でだなんて普段の彼からは想像もつかない方法。昨日のアドバイスは変に赤也の背中を押してしまったようだ。
ああ、目頭が熱い。叶わぬ想いであると自覚していたがまさかこんな形で失恋してしまうとは。
こんなに赤也に想われている相手が羨ましくて仕方ない。


「柳先輩?」


黙り込んでしまった俺を赤也が見上げる。
俺は「何でもない」と返すのが精一杯で。


そんな俺を不思議そうに見ていた赤也だったが、そのまま「また教えて下さいね!」という言葉を残して教室へと戻って行った。


この赤也の言葉の意味を俺が理解するのは数日後。

自宅に柳蓮二宛の切原赤也からの手紙が届いてからだった。

END


千疾さまお待たせしました…!
相互記念の私の理想的赤柳になりま…す…^p^
あれ、全然分からない気がする、寧ろ赤柳がくっついてないあれ…?

何だかぐだぐだしてしまって申し訳ないです!><
少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
それでは相互ありがとうございました!これからも仲良くして頂けると嬉しいです千疾さん好きです

本人様のみお持ち帰り・苦情受け付けております

H23.11.6



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