白いぬくもりに潜り込んで
もっと僕を誘ってみせて
指先に事情を絡めて
重なって、溶けて、合わされば
淡い紫のベールに魅せられて
覚めても冷めない熱があるから
君の夜に溺れた
ゆっくり、僕に落ちておいで
黙らせたくてキスをした
その唇で永遠を誓ってよ
恥じらうことも知らないまま
抱きしめて、もう離さないで
きつく、もっときつく
永遠に続けばいいと思って
裏切ったのは月明かり
絡めた指先に込める願い
唇が熱くなる
手繰り寄せたのは確かな愛情
むさぼる、
ルージュ・ナイト・パーティ
星のカケラが降ってきた
耐えきれなくて熱を移した
哀しいから、背中に腕を回した
君の体温をその都度うつして
触れた先から伝わる温度
夜にはわたしを可愛がってちょうだいね
君を深く知る、

指先に祈りを

わたしのために殺したの?
運命の輪に組み敷いてよ
ストックホルム*1な感情を抱いて
どんな理由があったって、きみを愛したことに変わりはないよ
あなたに殺されたかった
絶えずわたしの中で果てる愛情
逃れられない手錠をかけて
別に私のためじゃなくてよかったんだよ

空に問いかけを

永遠の夜を駆けていくには、どうすればいい?
永遠の夢を見続けるには、どうすればいい?

死してなお、きみの心に咲き続けていたいよ





*1 ストックホルム症候群
犯罪被害者が犯人と一時的に時間や場所を共有することによって過度の同情さらには好意などの特別な依存感情を抱くこと

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -