僕の可愛い奥さん [ 2/12 ]
僕の可愛い可愛い奥さん
そう言うと
彼女は顔を真っ赤にさせて怒るのはをわかっているから
あえて口にはしないけど
でもそれでも
毎日彼女を可愛い、愛しいと思う僕は本当に彼女に依存しているんだと思う
「サトシ、朝だよ」
「ん゙-…後5分」
「まったく…」
朝が弱い彼女を起こす方法は簡単だ
けどこれをするとサトシが怒る事は知っているが
起きないサトシが悪いのだから自分は悪くない、と勝手に理由をつけ
ギシッ、と軋むベットに軽く笑みを浮かべながら
幸せそうに眠るサトシへと顔を近付けていき
チュッ
「おはようサトシ」
「んなっ…?!…おまっ、今っ」
「キスしたね」
唇へとキスした途端慌てるように目覚めた彼女の姿にクスクスと笑いながらも
起きない君が悪い、と言って彼女の反撃がくる前に寝室を出ると
寝室からは
サトシの叫び声が響いていて
「さて、朝ご飯の準備をしますか」
朝ご飯は彼女の好きなオムレツを作ろう、と考えながら
シゲルは文句を言いながら起きてくる奥さんを待つのだった。
(オムレツ!)
(食べたかったら僕のも食べていいよ)
(シゲル大好きっ!!!)
あぁなんて可愛い僕の奥さん
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