安心する
「お前の傍って安心する」
「?突然どうしたんだ?」
帰り道、寒いからと手を繋いでくれた豪炎寺の優しさに思わず頬を染めながらも
ふと思った事を呟けば
今度は隣にいた彼が顔を真っ赤に染めていて
「ハハッ、顔真っ赤だぞ?」
「誰がこうさせたと思ってるんだ…//」
「でも、安心するって言うのは本当にそう思うから言ったんだぞ?…サッカーでも、こうして一緒にいる時でも、お前と一緒にいるだけで何だか安心できるんだ」
少し照れくさいのかハハッと笑っては片手で頬をかいている円堂に豪炎寺は俺もだ。と言って繋いでいた手を握りしめ
「好きだ」
「な、いきなり何言い出すんだよお前は!!!///」
「円堂はどうなんだ?」
「…好きだよ!…言わせるなバカっ!!!//」
そんな円堂がいとおしくて
好きだと言えば、円堂は今まで以上に顔を赤く染めながら好きだと言う円堂に
豪炎寺は嬉しそうに微笑むのだった。
「でも、いきなりはズルいぞ」
「ならお前は無防備だ」