ポケモンSS | ナノ
僕の太陽



君が旅立った後の部屋は静かで
何だか肌寒く感じる事がある

「次はいつ帰ってくるのかな」

そんな事を考えながら
目の前のポケギアへと手を伸ばした

(もしもしサトシ?)

(?)

(次はいつ帰ってくるんだい?)


早く帰ってきて
君のぬくもりで温めて。

そしたら僕は
恥ずかしがる君に沢山のキスを贈るから。


(早く帰って来ないとサトシ不足で死ぬかも)

(バーカ)


そんな冗談にお互い電話越しに笑いながらも
やはり君に触れられないのは
とても寂しい事で

(そう言えば、いつ帰ってくるか、だったよな)

(うん)

「実はたった今帰ってきてたりして」

ただいまと言って微笑む君に
嘘だと思いながらも
気が付けば君を抱き締めてる自分がいた


「サトシの癖に不意打ちだなんて生意気」

「嬉しいくせに」


そう言ってお互いに顔を合わせては笑いながらも
僕はサトシを抱きしめてキスをすると
サトシは顔を真っ赤にさせてはブツブツと文句を言っていたが

拒否しない、とゆうことは
嫌がってないとゆう事だと勝手に解釈し
僕は更に彼女へとキスを贈った。


君がいない部屋はとても寂しくて寂しいけれど
君が帰ってきた途端
暖かくなったのは
僕にとって君が太陽みたいな存在だからなのかも知れない


(サートシちゃん、一緒にお風呂に入る?寝室に行く?)

(ピカチュウ、ボルテッカー)


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