ポケモンSS | ナノ
メロメロ


※会話のみの文です※



「メロメロってある意味やっかいだよな」

「その厄介な技を出会う人に無意識に発動させてる人間はもっとやっかいだね」

「人間?メロメロはポケモンしか使えないぞ?」

「それが僕の身近には、出会う人出会う人を虜にする厄介な女の子がいてね」

「へぇ」

「それなのに本人は無自覚だし、明らかに下心のある男にホイホイ着いていくし、どうしようか本当に困ってるんだよ」

「じゃあシゲルが目を離さないで見張ってれば良いじゃん」

「それが彼女は自由の塊みたいな物だからそうしようとした時には旅立った後、って事が多くてね」

「シゲルも大変なんだな」

「…君がそれを言うのかい」

「なら、もうその子に言っちゃえよ」

「一体なんてだい?」

「結婚して下さいって」

「………………………はっ?」

「だって、結婚したら夫婦何だし、彼女が自由に出歩いてたとしても、不安はないだろ?」

「いや、まぁ確かにもし結婚したら、そうかも知れないけど…」

「シゲルにプロポーズされて断る奴なんて居ないだろうし、男は当たって砕けろだ!」

「砕けたら何の解決にもならないよ…」

「それじゃあ、シゲルも決心したみたいだし、好きな相手に告白でもプロポーズでもしてこいよっ」

「…うん」

「それじゃあ俺は告白の邪魔になるし家に帰るからな-っ」

「ッサトシッ!!!」

「…どうしたシゲル?」

「君の事が好きだ」

「えっ?」

「僕が言っていた子は君だよサトシ」

「えぇえっ!!?」

「さっきのサトシの言葉だと僕にプロポーズされて断る人はいないみたいなんだけど、僕は当たって砕けた方が良いのかな?」

「…ぇと」

「返事、聞かせてもらえるかな?」

「−っ//俺も好きだっ!!!///」

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