チョコレートみたいな恋



「お、皆して何してるんだ?」

「綱海さんっ、今皆で男性の皆さんにバレンタインデーのチョコを作っていたんですっ」

雷門中に香るチョコレートの香りに綱海はエプロン姿でチョコレートを手にしているマネージャーや円堂に声を掛ければ
バレンタインデーのチョコレートですよ、と言う春菜に
綱海はエプロン姿でチョコレートを湯煎している円堂を見つめ

「じゃあ俺は円堂からのチョコを予約なっ」

「はぁああっ?!!!///」

そう言って円堂の肩をポンと叩けば
円堂は顔を真っ赤にさせながらすっとんきょうな声をあげ

「お、俺…チョコ作りなんて初めてだし…美味しくないかも知れないぞ…?」

「好きな奴からチョコが貰えるなら味なんて気にならねえさ!」

「好きな奴?!!///」

湯煎に使っていたと思われるゴムベラを床に落として
固まる円堂とは逆におう!と言って微笑む綱海を
春菜を含めたマネージャー達は何処か楽しそうに見つめながら
他のメンバー達のチョコレート作りの続きをし始めるのだった。


(それじゃあ、チョコ楽しみにしてるからなっ!)

(お、おぅ///)


それはチョコレートの様に甘い恋の始まり。




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