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「毎年の事だけどリレーにマネジャーまで出なくていいと思うんだよな」
「でも、部活対抗だから仕方ないよ」
「姉ちゃんだってリレーとか好きだし良いじゃんか」
あれからリレーの選手や走り順を決め
双子と一緒に選手に選ばれた守だったが
家事全般をこなし疲れている体には1つ出場種目が増えるだけで
体への負担が大きいわけで
競技やスポーツ自体好きな守でも
少し苦笑してしまう結果だった
(でもまぁ、皆楽しみにしてるしやるだけやるか)
「まぁアツヤは部活対抗戦以外は敵だし、せいぜい勝てるように頑張ってね」
「うるせぇ!」
「ほら、ふざけてないで早く帰って晩飯にするぞ」
自分を挟むように並んで言い合っている双子を軽く叱り
少し早足で歩き始めると後ろから自分の名前を呼びながら慌てて駆けてくる二人の姿があり
守はそんな二人を振り返って見つめると
イタズラの成功した子供の様に無邪気に微笑んでいた。
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