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ギャーギャー文句を言うアツヤを何とか紅組のテントへと向かわせ
自分たちもまた白組のテントへと足を進める守と士郎はプログラムを確認していた。
「次の競技は?」
「んと、綱引きだったかな」
「綱引きって守出るんじゃなかった?」
「ん、あぁっ!(…顔、近すぎないか?)」
アツヤがいなくなり2人きりになった瞬間手を繋いできたりとさりげなくボディタッチをしてきたり
いまなんか自分の顔には頬がくっついてしまいそうな程まで近く士郎の顔があり
「ごめん!俺早めに集合場所行く」
3人でいる時よりもなんだかドキドキしている自分に守は頬に熱がたまるのを感じながらもそれを士郎に悟られないよう綱引きの参加者の集合場所へと走り出し
(耳を真っ赤にさせちゃって可愛いなぁ…少しは意識してくれたかな?)
全速力で走り去る守の後ろ姿を見送りながら士郎は1人満足そうにテントへと向かうのだった。
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