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「くっそぉおお-!!!!」
レースの結果は
終盤のアツヤの追い上げに赤組が盛り上がったものの
そんなアツヤより数メートル先を走る士郎がゴールテープを切る方が早く
士郎が1位、アツヤが2位という形で終わり
喜ぶ士郎の隣で
アツヤは守を抱きしめながら士郎への罵声をあげていた。
「負け犬の遠吠えは見苦しいよアツヤ」
「うるせー!!!…俺はもう競技がないから姉ちゃんの傍にいるんだ!!!」
「なっ!そんなのズルイよ!!!」
先程までの真剣さはどこにいったのか
またも自分を挟んで言い合う二人に苦笑しながらも
守自信、二人に姉としてこれほどまでに愛してもらえるのは嬉しい訳で
「本当、お前達は可愛いな」
「いや、可愛いのは姉ちゃんだ」
「うん、それは僕も同感」
「なっ!?//俺は可愛くないしからかうのもいい加減にしろっ!///」
真顔で自分の事を可愛いと言っている双子達に
守は可愛くない!!!と言って反論するものの
二人にとってはそんな守の姿もとても可愛いもので。
((いや、殺人的に可愛すぎるから))
そう思いながら
二人は腕の中で文句を言いながら頬を膨らませている守を優しく抱きしめるのだった。
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