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「守に余計なこと言ってないよね?」
「っ言ってねーよ!!!」
後ろをついてくるアツヤを軽く睨み付けながらそう問い掛けると
アツヤは首を振りながらそう答え
士郎はそんなアツヤの答えに視線を前へと戻すと軽くため息をつき
「そう、なら良いんだけど、あ…でもさお互いアンカーだし1つ賭けをしない?」
「いいぜっ、で、内容は?」
「今週の日曜日に守と出掛けられる権利、まぁデートする権利かな」
そう言ってニッコリと微笑む士郎に
アツヤはのった!!!と叫び
「まぁ、僕が勝つから賭けにならないだろうけど」
「言ってろ!後悔したって知らないからなっ」
自信気に微笑みながら嫌味を言う士郎にアツヤはそう言って指を指すと
一足先にウォーミングアップをするため
駈け足でグラウンドへと向かい
士郎はそんなアツヤに苦笑しながらも
少し遅れてグラウンドへと駈けていくのだった。
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