[ 11/18 ]

『午後の部の第1種目は200m走です、出場選手の皆さんはグラウンドに集まって下さい』

「お前たち200m走の出場選手だろっ、早く行って軽く準備運動しないと駄目だぞ?」

「うんっ」

「めんどくせー…」

「ほら行くよアツヤ」

午後の部の競技アナウンスに
守はシートでのんびり休憩している双子達にそう告げると
士郎がアツヤを引きずる様な形で二人はグラウンドへと向かい

「…本当、似てないよな」

そんな二人を見つめながら
守はひとりそう呟いていた。





[*prev] [next#]
top
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -