あぁ…
君の腕が…足が…声が…目が…
君の全てが欲しい…

それぐらい君の事を愛してるんだ

「愛してる」

そう言って君の肌に触れて
君の肌に俺の物だってゆう証をつける

「綺麗だよ円堂くん」

あぁ…
これでもう
元には戻れない
今まで通りにはいられない

でも閉じ込めただけじゃ足りない

「君が女の子だったらよかったのにね」

君が女性だったら
俺は君を孕ませて逃がしはしないのに

あぁ
俺に好かれた君は可哀相
だって俺は君を
絶対に手放さないから」


「…ロトッ…」

「なんだい円堂くん」

「も…こんな事…やめっ…」

「円堂くんの頼みでもそれは聞けないよ…」

一度捕まえた獲物を逃がしたりなんかしたら
もう手には入らないでしょ?

「それにね、例え円堂くんが自由になったとしても、もう誰も居ないんだよ?」

「…え?」

「皆…俺が殺したから」

ほらと言って円堂の目隠しをゆっくりと外してあげれば
円堂は大きな瞳を更に大きく見開くと言葉には出来ない声を発しながら叫んでいた。

「アハハ!!!円堂くんも壊れちゃったの?…でもね、俺はずっと前から君に壊されていたんだよ?」

「あ゙…ああ゙あ゙ぁ゙ああぁ…」

「君が俺以外の奴と話すとき、一緒にいるとき、笑いあうとき…そんな君を見るたびに俺は君を」

『殺したかったよ』

そう言って俺は
彼の首を力の限り締め付けた

「ハハッ…アハハ!いいよ円堂くん!!!悲痛なその顔っ!…このままじゃ君、俺に殺されちゃうよっ?」

アハッ
アハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!!!

抵抗も出来ない彼に
一方的に苦痛を与えては
意識を失う直前に力を緩める、という事を繰り返し

ヒロトは今日も
壊れた愛しい人を愛するのだった。









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