▼先輩←忠犬後輩
▼会話文
「堤先輩!パン買ってきました!」
「……お前さ、今更聞くけど、パシられて嫌になんねぇわけ?」
「どうしてですか?」
「どうしてって…普通そうだろ」
「堤先輩なら構いませんよ」
「ほんとお前変わってるよな…」
「先輩が好きだからです」
「はいはい、ありがとな」
「おーい堤、呼び出しだぞー」
「あ、先輩、呼ばれてますよ」
「めんどくさい」
「行かなきゃ可哀想ですよ、告白だろうし」
「………お前、良いわけ?」
「何がですか?」
「俺のこと好きなんだろ?」
「はい!」
「……告白、応えるかもしんねぇんだぞ?」
「それは、先輩の自由ですから」
「じゃあ、良いんだ」
「良くないです、でも、我慢します。先輩が好きだから」
「……馬鹿みてぇ」
「はは、知ってます」
「行ってくっか」
「行ってらっしゃい、堤先輩」
「いい子で待ってろよ、帰ってきてやるから」
「っはい!待ってます!」
*******
堤先輩と忠犬くんの会話。多分堤先輩の教室。
途中呼びかけたのは堤先輩のクラスメート。
両想いじゃないけど、いい感じなふたり。
拍手掲載期間
12.06.19〜12.07.05
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