ベッドの上に倒れこみながら、唇を重ね、互いに貪り合う。
押し付けられたそこは、もう既に硬くなっていた。
「っは、やべ、余裕ねぇわ」
キスだけで息が上がる。
俺はまだ良いが、祐貴の方は相当薬が効いているらしい。
「入れてぇんだけど」
「……殺す気か」
ギラついた目。
何もしないまま突っ込まれたら、死ぬ気がしてならない。
普段だったら俺が入れる側だ、と威勢を張れるが、…何だかな、既に絆されてる身としては、今日ぐらい仕方ないか、とも思う。
「祐貴」
「あ?」
「先に抜いてやるから、どけ」
この様子なら一回や二回で済まなそうだ。
今にも喰いついてきそうなそれを無視して身体を起こし、制服のままのズボンに手をかけた。
ベルトを外し、ファスナーを下ろして、硬いそれを手に取る。
それだけで息を詰め、眉を寄せる姿が視界に入った。
「ん、」
先端を口に含む。先走りで塩辛く感じた。
そのまま吸い付きながら、頭を上下に動かすと、その味が濃くなる。
「ぅ、あ、やべ、も、イキそ、」
……これだけ強い薬を自分が全部飲まなくて良かった、正直に言って。
小さく喘ぎ声を漏らすこいつも幾分珍しくて、強く吸って、鈴口に舌を押し付けると、随分呆気なく、咥内に精液が吐き出された。
「ッ、…ん、……早漏」
「んっ、……、薬の所為だ、薬の」
ごくん、と飲み込む。生臭いし、苦い。
先から零れて垂れる白を舐め上げれば、まだ満足出来ないらしく硬さを保ったままで。
「……圭登」
「………今回だけだからな」
耳に手が滑り、後ろ髪を撫でられる。
ベッド傍に置いてあるローションを祐貴に投げ付けて、自分のベルトを外した。
「さっさとしろ」
自分で後ろを弄るなんて、真っ平だ。
ズボンと下着を膝まで下ろし、四つん這いの様な格好で再び祐貴のを口に含む。
その間に伸ばした祐貴の手が背中を辿って。
いつもは手で少し温められる潤滑油も、そのままダイレクトにかけられ、容赦無く中に指を突きたてられた。
「ン…っ」
裏筋を舐め、カリの括れてる部分を舐め、甲斐甲斐しく奉仕する自分自身に違和感すら感じる。
中を動き回る指は段々と本数が増えていき、頭の中に靄がかかったみたいになった。
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