R18
重点的にそこばかり責められ続け、先走りが止めどなく溢れた。
唇を噛んで、自由にならない腕で押さえても、その度に何かしら実行され、口は開いてしまう。
「ぁ、あ…ッ、ん、あ…!」
「お前、素質あんじゃねぇの?」
「っ、し、ね…!」
「もうイけそうだろ」
そう言って笑うと、指を抜かれる。
でも安心は出来ない。
その先が、あるだろうから。
「後ろだけでイけよ?」
「ふ、ざけんな、」
「だーいじょぶだって」
まるで恋人にするように、柔らかな、気色の悪いキスが唇に落ちる。
同時に、手首を縛られていたネクタイが解かれ、反抗する前に、自身を握り込まれた。
「逃がさねぇよ」
「……クソが」
「何とでも」
そうされてしまえば、どうすることも出来ない。
するりと下から撫で上げられ、腰が一瞬浮き上がった。
嫌だ、と拒否したくても、生理的なことまでは止められず、質量が増していく。
吐き出しそうになる手前、ぎりぎりで離され、何か布地の、自分の手を縛っていたネクタイが、巻きつけられた。
「ッて、め…!」
「後ろだけで、つったろ」
無理にせき止めたそこが、苦しくて辛い。
外そうと動かした手は、逆に捕まり、片手で頭上に簡単に縫い止められ。
「離せ…ッ!」
「冗談、今から本番だろ?」
笑う、声が、聞こえる。
後ろに宛てられた先端が、水音を含んで、ぐちり、埋まった。
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