▽100万hit企画、はやく溶かして(不シスR18)の、司が気絶する直前
▽媚薬飲んでるしどうせならあんあん言わせてやろうという魂胆です
▽司さんの喘ぎと蒼志さんの苦悩をただ楽しむお話です
side 蒼志
「や、ぁ、あおし、…っひ、ぅ、もっと、…っ!」
「…ッ、もっと、なんだよ」
「おく、まで…っ、あ、んんっ、ん!」
涙に濡れた瞳で、司はそうやって俺を見上げる。
こんなになったのは初めてで、そもそも司からあからさまに誘ってきたことも珍しい。
何かあったのかと思っても何も考え付かず、近くにある司の唇にかぶり付くと、こいつの喘ぎ声を飲み込んでいる気分になる。
「んっぁ、んん…ッ、ん、!」
口を塞いでも意味がない位に、珍しく我を忘れて声を上げているようだ。
唇を離して腰を掴み、司が望むように奥の方まで深く押し付ける。
「っあ、ひ、…ッや、やだ、それ、や…っ!」
「お前が、これがいい、ったんだ、」
「やぁッあ、やだ、だめ、…っこわい、やだ…!」
何が、嫌、だ。
ぎゅうぎゅうと締め付けて、感じてるくせに。
ぐり、と奥を抉れば、びくんと司の腰が浮き、喉を反らしてだらりと色の薄くなったそれが零れ落ちた。
「ひぁあ…ッ!や、ぅ…っあ、ぁ、!」
「まだ、落ちんな、よ…!」
「んぁっ、あ…!あお、…っ、ぁ、ッしんじゃう、やだ、ぁッ、あおし、ぃ…ッ」
ひんひんと泣きながら、そう言いながら、縋る。
かわいい。もっと、酷くしてやりたい。もっと、泣かせて、求めて欲しい。かわいい。
そこまで考えて、駄目だとどこかが制止をかけた。
どうにもいつもの司らしくない、それなのにこれ以上して良いものなのかと。
「あ、ぁっ…ん!…っ、あおし、んっぅ、や、とめな、ぃ、で…!」
「…っ、くそ…!」
ああもう、どうすればいい。
自分の欲するままに腰を打ち付ける。司はその度にまた嬌声を響かせ、それに俺の名前を乗せた。
脳がちかちかして、苦しい。
「っ…はッ、ん、…!」
「やッあ、ぁあっ、んッ、ぁ…!あおし、…っあお、し…ッぃあ、ひぁっあ、あ!」
「い、く…っ、ぁ、ん!」
締め付けが強くなり、同時に薄い膜の中に白濁が落ちる。
肩で息を吐きながら司を見ると、まあこうなるだろうとは思っていたが、ぐったりと目を閉じていた。
身体をずらし、コンドームを取って口を結ぶ。
床にはいくつか同じものが落ち、色濃く残る情事の後が生々しい。
「……」
気を失ってるはずの司も妙に色気があって、正直困る。
あんだけやって足りないってことはないものの、どうにも、その、……司が悪い。
いや、だからと言ってこれ以上無体を強いるつもりはない。
汗で額に張り付いた髪を払って、そこに唇を落とす。
やってる最中何度もしたそれも、終わった後だとまた違う気がした。
「……起きたら、聞くか」
あそこまで、ぶっ飛ぶ程、快楽に落ちてしまった理由を。
それまで、とりあえず、綺麗にしておこうか。
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ここまで司を喘がせていいものかと思いましたが、何だが喘がせたい気分だったので許してください。
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