▽ツイッターネタ
▽あ行の予測変換の後にキスしよ
▽結果↓
蒼志キスしよ
いけないキスしよ
うふふふふキスしよ
エロいキスしよ
おかえりなさいキスしよ
▽無駄にお付き合い後設定
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side 蒼志
ちょっと待てどういう状況だ。
「……蒼志、…キスしよ」
どういう訳か、俺の膝の上に乗って、司が迫ってきている。
何で急にこんな積極的なんだ。
……いや嬉しいに決まってる。が、部屋の外からは桜の声が聞こえるし、いつもの司だったら、桜に見られる可能性が少しでもあったら、俺に触れてこようとさえしないのに。
「司、桜が、」
「知ってる」
「……だったら、」
「いけないキス、しよ」
首に腕を回されて、顔が近くなる。
本当にどうしたんだ。
「うふふふ」
「………司?」
「キスしよ」
微笑みながら、キスしよ、と続ける様子に、こいつもしかしたら酔っ払ってるんじゃないかと、疑問が浮かんだ。
いやむしろそれが正解だ。それか、これが夢か。
「酒飲んだだろ、お前」
「飲んでない」
「……嘘つけ」
じゃなかったら、こんなこと、こいつがするはずない。
酔っ払いに無理矢理何かする訳にも行かず、早く諦めていっそ寝てくれないか、と思っていると、それが気に入らなかったらしい、更に身体を近付けてきた。
「つ、」
「……あおし」
舌足らずな声が俺の名前を呼ぶ。
「エロい、キス…しよ?」
………ああくそ。
理性が押し負けて、俺はそっと、唇を近付けた。
ところで、目が覚めた。
「………そうだよな夢に決まってる」
あんな、司が妙に女々しくなる訳ねぇよな。
いや、逆に夢だったから、もっと早くキスでも何でもしておけばよかった。
「………あ」
それから何気なく時計を眺めたら、夜の10時を回るところだった。
溜まり場で寝てたようだが、そう言えば今日はあの家に泊まりに行く、と言った日だったか。
バイクのキーとヘルメットを掴んで、騒ぐ陸を尻目に、エンジンをかけた。
「遅くなった」
「どっかで事故ってんのかと思った」
「悪い」
相変わらず出迎えてくれる司は、この時間まで連絡しなかったことを少しだけ怒っていた。
「おかえり、蒼志」
「……ああ」
それでも笑った司に、何となく、あの夢が思い出されて。
「司」
「んー?」
「…キス、しようぜ」
その言葉に驚いた司の腕を引いて、俺から、唇を重ねた。
いくら敷地内でも外ですんな!と後から背中を殴られて、やっぱり夢みたいにはいかねぇか。
end.
こいつぁ酷い(・ω・`
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