弄んでショーウィンドー | ナノ


「あれ?丸石そんなとこで突っ立ってどうしたのー?」
「……いや……中が、さ……」
「「え?」」



『ッ、待っ、橋本、そんな、とこ…!』
『ごめん、柊、俺も、結構きついんだ、』
『や、め…っ、痛っ、』
『何や柊、そんなんで根上げていいん?』
『ほら、次俺らの番な』
『くっそ、椿、覚えてろ…!』
『ほら、動けよ』
『この、…!』
『あ、ちょっと、柊、それ、つらい…ッ』
『俺、だって、きつ、いんだ、』
『うわあ、椿ひどいとこ……』


「………」
「………」
「……これ、は、入れないね」
「だろ?」
「えっと…」
「これってさ……」


『ぅ、あ…!』
『ほら、次橋本な』
『畠中、…っ、なんで、そんな、…!』
『や、も、無理…ッ』
『耐えろよ、柊』
『し、ぬ…!』
『も、だめ、だって…、』
『あ、ぁ、ッ』



「どうしよう、これ急ぎの書類だって言われたんだけどぉ…」
「ここに入る勇気、あるか…?」
「「ない」」
「ないに決まってるじゃあん……」


『早く動けよ、柊』
『む、り、』
『橋本、我慢しぃ』
『できな、い、』
『ったく、弱ぇなお前ら…』
『次、右脚赤な』
『は、あ……!?』
『ちょ、ひいらぎ、そこ、脚、入れないで…っ』
『橋本は右手青』
『え…!?』
『はし、もと、そんな、…っ!』


「……あれ?」
「………あのさあ、僕すごおおおく嫌な予感するんだ」
「「……同感」」


『う、ぁ、ああ…ッ!』
『あーあ』
『橋本と畠中の負けな』
『…あー、死ぬ、かと、思った』
『よく耐えたな、柊』
『負けたら椿怖いだろー』
『よくわかってんじゃねぇか』


「……あける?」
「あけるか…」



「「「「……こんにちはー…」」」」


「あれ、今日随分遅かったやん」
「いや、ははは…」

「……あの、ところで」
「何、やってたんです…?」


「「「「ツイスター」」」」

「「「「えっ」」」」


「橋本と畠中、俺と椿で組んでなー」
「やるのが俺と柊で、畠山と椿がルーレット回して」
「負けた方が勝った方の言うこと何でも聞くっていうルールだ」
「結局俺と橋本が負けたんやけど」
「あれは畠中が変なとこばっかあてるから」
「椿だって中々やったやん」
「俺頑張ったから」
「負けたら柊に全部させる予定だった」
「負けなくてよかったー」


((((何なのこのひとたち…))))

2013.4.14〜2013.7
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