「先輩まだ来てないみたいだな」
「ねー」
「にゃー」
「あれ?」
「ねこ?」
「迷い込んだのかなぁ」
「可愛いな」
「にゃー」
「にゃんっ」
「にゃあ」
「にゃ?」
「「え、え、」」
「大量にいるんですけど」
「ていうか何で生徒会室に」
「うわ、」
「うわああ」
「「うわあああああっ」」
「「「「せ、せんぱあああいっ!!」」」」
「……何や、中から一年生の叫び声するんやけど」
「暴れる音もするね」
「何やってんだあいつら」
「あ、そういえば花子達中に待たせてるんだった」
「………おい待て、花子って」
「ほら、三毛猫の可愛いやつ」
「……柊、また入れたの…?」
「……回収大変なんやで…?」
「大丈夫、今回は太郎達も入れたから」
「……流石、柊」
「予想を上回った回答だね、うん…」
「後で覚えておけよ柊ィ……」
「わあああ!!」
「うわああ!!」
「その書類は駄目ぇ!」
「だから駄目だって!!」
「…悲惨やな、これ」
「書類ばらばらだね…」
「畠中先輩!」
「橋本先輩!」
「柊、さっさと対処しろ」
「今日の煮干はいいとこの買ってきたんだ」
「椿先輩…っ」
「柊先輩…っ」
「さあ、…花子、太郎、他のみんなもおいで」
「にゃあっ」
「ふにゃーん」
「にゃう!」
「んにゃー」
「さすが、柊せんぱい…」
「ああやって猫使いが生まれたんだな…」
「あはは、こら、服の中には入るなって」
「幸せそうだね、柊」
「傍迷惑な話やけどなぁ」
「ったく…おいお前ら、部屋片付けんぞ」
「「「「はーい」」」」
「ごめんね、柊が迷惑かけて」
「柊、にゃんこ達どけてくれへん?」
「もうちょっとだけ…」
「早くその獣を庭に返してこい」
「えー…可愛いのに」
「さっさとしろ、犯すぞ」
「ちぇ、…それじゃ行って来ます」
「人騒がせな…」
「あ、椿先輩の書類に肉球」
「っ柊ィィイイイ!」
2012.10.14〜2013.01.14
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