「遅いなぁ、ごめんね、待たせちゃって」
「あ、大丈夫っす」
「本当?俺達が出来たらいいんだけど、手続き関連は会長しか出来なくて」
「橋本ー、菓子なくなったわぁ」
「こら!」
「橋本先輩お母さんみたいだよねぇ」
「「同感ー」」
「それより俺は会長と副会長がどんなか怖いんだけど…」
「「同感…」」
ガチャ
「あ、」
「ったくトロいんだよてめェは!」
「いやー、だって猫可愛くてさぁ…」
「だったらいっそここに連れてこい、てめェひとりで歩かせるよりはマシだ」
「あはは、ごめん」
「「「「え。」」」」
「あ、おかえり、二人とも」
「橋本、ブラック煎れてこい」
「はいはい」
「橋本ー、俺緑茶が良い」
「あ?めんどくせェ、柊もブラックでいいだろ」
「橋本ー、緑茶じゃなくてブラックでいいやー」
「はーい」
「さーてと、……あれ、こんにちは、一年生の君達」
「ああ、いたのか」
((((初めからいたよ))))
「ぎゃははあかんめっちゃウケ、」
「黙れ畠中ぶっ殺すぞ」
「………ヘーイ」
「橋本ー、砂糖とミルク用意しといて、俺ブラック飲めなかったー」
「はーい」
((((何これカオスすぎてどうすればいいの))))
「…………えーと、椿先輩、っすよね」
「それ以外に何に見える目悪いのか殴るぞ」
「「…………こわい」」
「駄目だって椿、一年生の子怖がってるからさ」
「柊、先輩、ですよねぇ…?」
「そう、会長の柊、よろしく」
(俺達うまくやっていけると思うか)
(僕は無理だと思うよ)
((お家帰りたい))
2012.7.5〜8.21掲載
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