「では、君達を補佐と任命する、これから頑張ってくれ」
「「「「はい」」」」
「放課後は生徒会室に来てくださいね」
「お茶の準備して待ってるからねー」
「………」
「じゃあ、また後でな」
「はー…総会めっちゃ緊張したー」
「「俺もー」」
「へぇ、双子ってほんとにハモるんだな」
「いや、そうでもないよ、ねぇイチ」
「ちょっと合わせてるよ、ねぇソウ」
「へー」
「あ、俺丸石、よろしくな」
「僕は未来って呼んでね」
「俺がイチで」
「俺がソウね」
「わかんないよそれぇ」
「ま、いいじゃん」
「「よろしくー」」
「そういえば会長、すごいイケメンだったねぇ」
「副会長も美人だしな」
「会計のひと、チャラかったねー」
「書記のひと、喋んなかったねー」
「あのさ、ホームルーム終わったら、どっか集まって一緒に生徒会室行かない?」
「「さんせーい」」
「じゃあ三階の西階段集合にするか」
「誰ノックする?」
「丸石やってよぉー」
「俺かよ…」
「「よろしくー」」
コンコン
「失礼します、一年の――」
ガチャ
「おーやっとか、遅いからどないしたん思ったわー」
「「「「…………え、?」」」」
「うっは、何、何でそない顔してん、めっちゃ受けるっ、ふは!」
「あーあー、畠中、駄目だよ、この子たち知らないんだから」
「ぶっ、ちょ、橋本見てみぃ、ぽかーんて、ぽかーんて!」
「ごめんね、とにかく中に入って。説明は後でするから」
「え、書記の畠中先輩、っすよね」
「おー、さっき壇上で会うたやん」
「……キャラ違いすぎだと思うんですけどぉ」
「ぶは、そんなん気にしてたらやってけへんって!」
「もう、畠中は黙ってなさい」
「「…会計の、橋本先輩?」」
「うん、そうだよ、あ、こら畠中!それこの子たちのお茶菓子!」
「ええやんちょっとくらいー」
((((ええええぇぇぇええ))))
「そうだ、この後のことなんだけど、会長と副会長は出掛けてるからちょっと待っててね」
((((嫌な予感しかしない))))
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