それからミエルちゃんを含んで、クラスメイト達で歓迎会もといパーティが始まった。
「チーズケーキ、ヤキアガリマシタ」
「いや〜ん!ちょっと焦げてる〜」
「カフェオレちょっと腹切ろうか」
「ヒィィ!!ソレダケハカンニンデスゼ!」
「ヴォコ頂き!」
「ドーナツは死守するっぴ!」
「ちゃんとみんなで分けますの!」
「みーみーずー」
「きゃああああああ!なんでこんなとこにいるのさ!?」
「絶賛継続中の呪縛ってやつね」
「しかも食べかけもあるし〜」
「セサミのポケットより酷ぇ」
「どっちもどっちだろう」
「ミートパイ、ヤキアガリマシタ」
「待ってたヌ〜」
「美味しそう」
「ミエルも食べて食べて!」
「ありがとう」
キャンディからミートパイを受け取り柔らかく微笑むミエルに、アリアは思わずニヤける。
「ミエルちゃんかわいいー!」
「そうだね。顔が似てても性格が違うとここまで差が出るんだね」
「どういう意味だコラ」
口の中にミミズぶっ込むぞ。
「いやでもお兄さんも驚き!ミエルちゃん可愛すぎる。今度おいちゃんとデートしよ」
「おいキャラ変わってるぞ」
お兄ちゃんなのか、おいちゃんなのかも軸ぶれぶれなんですがそれは。
というか何でアクアがいる。
本編で短期入学終わったよね?ねぇ
「ミエルちゃんとコラボるっていうから、プレーン越えてきた」
「発言自重な」
コラボるとかやめろよ。
それ若干メタだから。
「ミエルってぬいぐるみを集めるのが趣味なのね」
「うん。エアみたいなのが好きかな」
「可愛い系だね」
「アリアなんて人を追い詰めるのが趣味なんだぜ。酷いよな」
ほう。ミエルちゃん帰ったら覚えとけよキルシュ。
「ミエルちゃんに聞いてみたかったんですけど、二股って愛だと思いますの?」
おぃぃぃぃい!!
何聞いちゃってんのピンクの悪魔!
いつのネタ持って来てんの!?
っていか二股は愛じゃない!愛じゃから!!
「みんな実は私のこと好きじゃないだろ」
「そんなことないでしょ」
「レモン……」
「私達は貴女が大好きよ。差し詰めミエルは人格者で貴女は独裁者って感じかしら」
ブルーベリー……それは褒めてるか?褒めてるのかそれは。
まぁいっか。
「ミエルちゃーん!ク◯ボー知ってる?すっごい可愛いんだよー!ぬいぐるみあるからあげるね!」
「布教すんなよ。ミエルがお前みたいになったらどうすn」
「召☆雷☆弾!!」
「ぐはっーー!」
カシスに制裁を下す。
「ふぅー……好き勝手言いやがって。うるさかったでしょ」
「ううん。とっても楽しかったよ」
にっこりと笑うミエルちゃん。
ホント可愛いですわ。
この子にもきっと色々なことがあるだろうけど、どうか彼女の行く道に幸多からんことを。
「また遊びに来てね!いつでも歓迎するから!」
「うん!ありがとう!」
ホント可愛い。
あとでク◯ボーぬいぐるみと三幻神手作りクッキーをあげよう。
「さてと!次はゼン部屋で二次会だよ!盛り上がっていくよ!」
優しく笑うミエルの手を引き、アリアはゼン部屋へと駆けて行った。
fin.
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