マジバケ短編 | ナノ


ピスタチオ視点/実技テスト

ここは運動場だっぴ。カラマリィを使ってオイラ達の魔法の実力を試す授業だっぴ。オイラは今張り切ってるっぴ!!何故なら。

「何だか緊張してきちゃった。」
「大丈夫よ。誰だって最初は上手く行かないんだから。」
「…うん。」

そう、新しく入って来た転校生、ミエルがいるからだっぴ!!転校生の前で格好悪い所を見せちゃいけないんだっぴ!
にしても、転校してすぐ実技のテストだなんてミエルも哀れだっぴ。
でも、オイラも気を引き締めなきゃいけないっぴ。
今日の実技で良いとこ見せて、ミエルを、いや、皆をぎゃふんて言わせてやるんだっぴ!!

「じゃあ次、キルシュね〜。」
「おっしゃ!!やっと出番だぜ!!」

キルシュは相変わらずノリノリだっぴ。きっとキャンディにいいとこ見せたくて仕方無いんだっぴ。

「ホッとグリル!!ってうわっ、早っ!」

キルシュがカラマリィに火の魔法を当てようとしたけどカラマリィはすぐに避けてしまったっぴ。
キルシュもまだまだだっぴ。

「キルシュ〜頑張れ〜!」
「おう、黒焦げにしてやる!!」

アランシアの応援を聞くなりキルシュの魔法がカラマリィに命中したっぴ。幼馴染の力だっぴか?

「どうだ見たか?」
「何よ!さっきまで失敗ばっかしてたくせに。」
「ちょ、キャンディ…。」

キャンディに散々言われてるっぴ。哀れなキルシュだっぴ。

「次、ピスタチオ。」

いよいよオイラの出番だっぴ!!絶対カラマリィに勝ってやるっぴ!!

「出たー!!クラス最下位!!」
「ピスタチオならすぐ終わっちゃうね。」
「そこ、聞こえてるっぴ!!!」

ムカつくっぴ!!見てろっぴ。絶対カラマリィに勝ってやるっぴ!!

「ピー君頑張ってね。」
「おーーだっぴ!!」

絶対にいいとこ見せてやるんだっぴ!!

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